2019/05/29(水) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


残された証拠から解明を進めています。
≫スタジオには
元埼玉県警捜査1課の
佐々木成三さんに

お越しいただきました。
佐々木さんは、現在
学校専門の危機管理組織
スクールポリスの理事を
していらっしゃいます。
よろしくお願いします。


まず、佐々木さんはこの容疑者に関して
強い殺意があったということを
指摘していらっしゃるんですが
それはどういうところから
伺えるんでしょうか?
≫まず、計画段階で
4本の包丁を
用意していたということであれば
計画の段階で複数の方を殺害する目的があったのは
明らかだと思うんですね。
犯行したときの刺し傷の場所が
上半身より上ということは
強い殺意があったということが
明らかだと思います。
≫上半身より上ということは
つまり、致命傷を負わせる。
≫今回の首の刺し傷が致命傷ですので。
子どもに対しての刺し場所が
上半身ということは
なおさらだと思います。
≫そして、こちらのパネルでここから下が
昨日から今日にかけて
分かってきた部分です。
1つずつ計画性について
お話をしていこうと思います。
まず、昨日の朝7時過ぎです。
容疑者宅はここにあるんですが
近所の方が駅方向に走っていく
容疑者を見た
という証言があります。

ここが最寄りの駅というのは読売ランド前駅で
小田急の小田急線なんですが
この周辺で
防犯カメラに
容疑者の姿が捉えられている。
ということは、ここから
電車に乗った可能性が
非常に高いと。
通報があったのは午前7時43分ですから
犯行時刻を、ほぼこの時間帯
ということを考えると
このときに
登戸にいるためには
読売ランド前駅を乗っていく
可能性のある電車が
3本あります。
着時間がこちら側です。
登戸です。
この電車は生田
そして
向ヶ丘遊園という駅を通って
登戸に向かうわけですが
なぜ、生田にも
向ヶ丘遊園にも降りずに
登戸に向かったのか。
この辺りは、佐々木さん
どうお考えでしょうか?
≫7時過ぎに
駅方向に走っていく容疑者を目撃したというのは
ある程度、この時点で

行く場所を
決めていたのかなと思います。
それから乗った電車が
どれなのかは
まだ明らかにならないんですが
登戸に着いた電車の時間から
発生の時間
その時間的ロスを考えると
駅からその場所までは
特に、はいかいをすることもなく
そのまま現場に
向かった可能性が高いのかなと
思います。
となると、ここに
カリタス学園なのか
分からないですけど
子どもが乗降するバスの停留所があるというのは
事前に知っていた。
それは直前に知ったのか
それとも過去の生活の中で
過去からずっと知っていたというのもありますので
このカリタス学園が
バスの停留所を
いつから使ったのかということも
捜査の範囲に入ってくると
思いますね。
≫時間的な流れからすると当日、つまり昨日の朝
何かを探すような形跡は
ないということですか。
≫そうですね。