2019/06/03(月) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[デ][字]


明日からの予想最高気温を見ると
28度前後から
木曜日は各地で真夏日。
名古屋は32度予想です。
そして湿度なんですがこの時期の大まかな目安として
50%以上で
蒸し暑く感じられるんですが
明日以降の昼前後の湿度を見ると
どこも50%を超えて
福岡は明日、80%です。
5月下旬の記録的な暑さとまでは
いかないんですが
湿度としてはあのときよりも
ぐっと上がってきます。

不快な暑さで、熱中症の危険も高まりそうですので
十分にご注意ください。
では、全国の予報です。
≫今、中高年の引きこもりが
深刻な社会問題になっています。
今回、20年間


引きこもっていた男性の
再スタートに完全密着。
大人の引きこもりについて考えました。
≫我々は、この日
40歳の男性が
立ち上がる瞬間を目撃する。
≫全寮制フリースクールの校長児島豪。
引きこもりの子どもに悩む親から
年間およそ1500件の相談を受けるスペシャリストだ。
フリースクールの施設長とともに
やってきたのは
郊外にある一軒家。
この家に引きこもる40歳の男性を
今から連れ出すのだ。
実は、男性に児島が迎えに来ることは
伝えられていない。
事前に本人が知ると抵抗して親に暴力を振るったり
自傷行為に走る可能性が
あるからだ。
≫男性の部屋を指し示すのは
70代の母親・和子さん。
その表情は、ひどく疲れていた。
物音を立てないよう気をつけながら
男性の部屋の前へ。
≫和子さんに危害を加える恐れもあるため
その場から遠ざける。
そして…。
≫布団の中にいた男性
突然の来客に驚き
状況も分からぬまま

差し出された手を握った。
≫寝ぼけまなこで
ぼさぼさの髪。
およそ20年
引きこもり生活を送っている
みのるさん、40歳。
≫なぜか窓の外ばかり気にして全く落ち着かない。
2時間を超える話し合い。
しかし、このあと児島は40歳男性を外に連れ出すのだ。
かすかな希望は、男性が語った
あるひと言だった。
≫20年間引きこもりという
大きく厚い壁は
いかにして崩され
光が差したのか。
その一部始終をカメラが捉えた。
≫この日、フリースクールの校長児島が説得するのは
およそ20年間
引きこもり生活を続けている
40歳の男性、みのるさんだ。
≫息子をなんとか自立させてほしい。
70代の両親から依頼を受け
今日、この家から連れ出そうというのだ。
≫何かに
おびえているのだろうか。
落ち着きなく
外を何度も確認する。
しかし、児島は気にすることなく
話を続けた。
≫そして、何かを決意したのか

みのるさんは顔をゆがめながら
長年、胸の底に
押し込めていたものを
語り始めた。
≫学校でのいじめそして父親からの暴力。
みのるさんの心は
どんどん追い詰められていったという。
そして、高校を中退。
アルバイトも2度試みたが
職場でもいじめに遭い
1か月ほどで辞めた。
度重なる人間関係のトラブル。
みのるさんは、外の世界から自分を遮断してしまった。
やり場のない怒りを
毎晩のようにぶつけてきた
クローゼットには
大きな穴が開いていた。
閉め切ったカーテンから
外をのぞくのは
父親の気配を