2019/07/02(火) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


すぐ食べられる総菜など
全部でおよそ400品目。
ところで、なぜロンドン?
≫平日、レストランは
ランチ営業のみのため
午後の空き時間を使い
このロンドン号で
移動販売をしているのだ。
利用者は地域に暮らすおよそ100人の買い物弱者。
週に一度、それぞれの自宅前で
移動スーパーをオープンする。
≫やってきたのは
87歳の抗田さん。
表に出てくるだけでも

ひと苦労。
お気に入りは、焼くだけで
食べられる冷蔵ギョーザ。
≫更に、野菜や肉など
1週間分の食材を買い込んだ
抗田さん。


移動販売のおかげで毎日の食事に困らないという。
成田さんの人柄について
聞いてみると…。
≫そして、毎週金曜日に必ず行く
大月さんのお宅では…。
≫食材だけではなく、注文を受け
手作りお弁当も配達。
作っているのは
成田さんの妻・郁枝さん。
毎週、バランスのいいメニューを
考えている。
≫これだけ品数が入って
お値段450円。
利益は考えていないという。
≫いつものように勝手口に回ると…。
≫お弁当を心待ちにしていたのは
大月春子さんと友達の抗田末子さん。
2人にとって、成田さんの
持ってくる食材が頼みの綱。
≫週に一度のお弁当も
本当に楽しみだという。
≫2人は、ぺろりと
お弁当を平らげていた。
成田さんが
移動販売を始めたのは6年前。
実は吉備中央町には
多くの買い物弱者が。
≫それは人数にすると
およそ3000人。
成田さんは、1人でも多くの

買い物弱者を助けたいと
行動を起こしたのだ。
ただ、採算はギリギリの状態が続いているという。
向かったのは、開始当時から
利用してくれている
近藤さんのお宅。
夫と2人で暮らしている。
≫夫の免許返納により
買い物が困難になった近藤さん。
どうしても必要なときは
タクシーで買い物に行くという。
≫一番近いスーパーや
コンビニまで行くのに
タクシーで
往復6000円もかかるという。
≫目の前に商品が並び
好きなものを買うことができるのは
とても楽しいという近藤さん。
この日は6000円分、楽しんだ。
≫成田さんが1日に回るのは
およそ20件のお宅。
その多くは
一人暮らしのお年寄り。
実は、過去につらい経験も。
≫それは3年前のことだった。
≫暮らしていたのは
80代の女性。
成田さんは
15分以上、声をかけ続け
様子をうかがった。

≫不安を感じた成田さんは町役場に連絡し、事情を伝え
その家をあとにした。
≫以来、安否確認も大事な役目なのだと
成田さんは肝に銘じた。
≫毎週木曜レストランは唯一の定休日。
しかし、成田さんは
休み返上で移動販売。
しかも朝から、車で1時間かかる
倉敷市へ向かった。
買い物に来たのは
93歳になる、藤井さん。
≫実は、藤井さんが
暮らしているのは
倉敷市にある仮設団地。
1年前の西日本豪雨により住まいを失ったのだ。
成田さんは、仮設団地で生活する
買い物弱者のために
毎週、通っている。
≫休み返上で、成田さんが移動販売を行うにはわけがある。
実は、成田さん