おそれが極めて高い状況で
自治体が重ねて避難を呼びかける
場合に発表されることがあります。
まだ避難していない人は
直ちに避難する必要があります。
避難場所に移動すると
かえって危険な場合には
近くの安全な場所や
建物内のより高い場所で身の安全を確保してください。
警戒レベル4の段階で
避難を終えることが重要です。
ただ短時間の豪雨で
状況が一気に悪化すると
避難勧告などの発表が
間に合わないこともあります。
身の危険を感じた場合は
みずから早めに避難することを心がけてください。
避難する際の注意点です。
道路が冠水している場合には
足元が確認できずに転倒したり
側溝やふたが開いたマンホールに転落したりする危険があります。
2人以上で行動し
傘や長い棒などで足元を確認しながら
避難してください。
車の移動にも危険があります。
浸水の深さが
30センチに達すると
エンジンが止まり、
さらに深さが増すと
ドアが開けにくくなるうえ
車ごと流される場合があります。
車が浸水したら
すぐに外に出てください。
避難しようとしたときに
すでに浸水が進み
周辺で土砂崩れが発生するなど
避難所に向かうのが危険な場合は
川や崖から少しでも離れた
近くの頑丈な建物に
移動することも1つの方法です。
自宅にとどまらざるをえない場合は、最後の手段として
建物の2階以上や崖や斜面と
反対側の部屋に移動することで安全を確保できる場合もあります。
周囲の状況をよく確認して
行動してください。
では今、土砂災害の危険性が
高まっている地域や
雨の詳しい見通しについて
気象情報担当の佐藤さんです。
まず土砂災害の危険度です。
引き続き鹿児島県や宮崎県、濃い紫色の所があります。
こちらは
土砂災害がすでに発生してもおかしくないくらいの極めて
危険な状態となっています。
そして洪水の危険度も各地で
高まっています。
現在、大淀川、広渡川、
万之瀬川などで
氾濫危険水位に達しているところ
があります。
氾濫がいつ起きてもおかしくない
くらいの洪水の危険性、
極めて高まっている地域も
あります。
そしてこのあとも大雨は長く続く
見込みです。
現在の雨雲の様子です。
九州南部では引き続き活発な雨雲
がかかり続けています。
しかし前の時間と比べると激しい
雨の範囲は少し狭くなっています。
そしてこのあとの雨の予想です。
九州南部はいったんは雨足は
弱まる見込みです。
しかし夜に入ると
熊本県を中心に1時間に
80ミリ以上
の猛烈な雨の降るおそれがあり
ます。
また夜になると鹿児島県や宮崎県
など再び非常に激しい雨が
降りだし
猛烈な雨の降るおそれもあります。
そして今夜の雨の予想です。
今夜11時の予想、
九州南部を中心に再び猛烈な雨の
降るおそれがあり、
また四国や近畿など
ふだん雨の少ない地域、
瀬戸内海側でも非常に激しい雨の
降るおそれがあります。
そしてこのあと見ていきますと、
あすの明け方にかけては四国や
近畿を中心に非常に激しい雨が
降り
今夜からあすの明け方にかけて
瀬戸内海側でも
数時間の大雨となる可能性も
あります。
そしてこのあと見ていきますと