2019/07/03(水) 15:05〜15:25 ニュース・気象情報[字]


滝のように降り、辺り一面が白っぽくなり、傘が全く役に立たなく
なります。
1時間に80ミリ以上の雨は、息苦しくなるような圧迫感や、
恐怖を感じるような降り方です。

こうした大雨で高まるのが、
土砂災害の危険です。
斜面がゆっくりとずれ動く地滑り。
土砂や石が一気に下流へ押し流さ
れる土石流。
雨水がしみこんだ斜面が一気に崩


れ落ちる崖崩れの、
大きく分けて3つがあります。
川は氾濫の危険性が高まります。
決壊した堤防の近くや、山沿いの
河川などでは、
流れがより速いため、場所によっ
て、
住宅ごと流されるおそれもありま
す。
氾濫した水の流れは勢いが強く、
水深がひざ程度でも、
歩くのが難しく、
最悪の場合、流されることがあります。
都市部では、
行き場を失った雨水で、
低い土地などが浸水するおそれが
あります。
こうした被害は、
平成29年の九州北部豪雨などのように、
猛烈な雨が数時間降り続くことで
起きることがあります。
一方で、西日本豪雨のように、
長時間雨が降り続くことで、
気が付かないうちに危機的な状況
に追い込まれる場合もあります。
あらかじめハザードマップや避難
場所の位置などを確認しておき、
山の斜面や川のそばなど、
土砂災害や洪水の危険性がある場所に住んでいる人は、事態が悪化
する前に、早めに避難することが

重要です。
>>では、今、土砂災害の危険性
が高まっている地域や、
雨の詳しい見通しなどについて、
気象情報担当の佐藤さんです。
>>まず、現在の土砂災害の危険
度です。
鹿児島県と宮崎県内では、
濃い紫色の所があります。こういった地域では、
土砂災害がすでに発生してもおか
しくないくらいの、きわめて危険
な状態になっています。
そして、洪水の危険度です。
洪水のほうも各地、危険度が高ま
ってきています。
特に鹿児島県のまのせ川では、氾
濫危険水位に達している所があり
ます。
氾濫がいつ起こってもおかしくな
いくらいの、きわめて危険な状態
になっています。
そして、さらにこのあとも大雨は
続く見込みです。
現在の雨雲の様子です。
鹿児島県には次々と活発な雨雲が
かかり続けています。
この時間も激しい雨が降り、そし
てこの6時間だけでも、200ミ
リ以上の大雨が降っている所があ
ります。

さらにこのあとの雨の予想です。
鹿児島県内は、引き続き非常に激
しい雨の降る所があるでしょう。
そして今夜になりますと、熊本県
を中心に、1時間に80ミリ以上
の猛烈な雨の降るおそれがありま
す。
さらにこのあとの雨の予想です。
今夜、熊本県や鹿児島県を中心に、
猛烈な雨の降るおそれがあります。
鹿児島県内は再び猛烈な雨の降る
おそれがあります。
また、ふだん雨の少ない地域でも、
大雨となる可能性があります。
近畿や四国の瀬戸内側など、非常
に激しい雨が降り、こういった地
域でも猛烈な雨が降るおそれがあ
ります。
さらにこのあと、あすの明け方に
かけて、四国や近畿を中心に、猛
烈な雨の降るおそれがあります。
こういった、ふだん雨の少ない地
域も、
これから暗い間に大雨となる可能
性が十分あります。
そしてこのあと見ていきますと、
あすの朝は、東海や北陸を中心に、
非常に激しい雨の降るおそれがあ
ります。
さらにこのあと、あすの午後にな