7党の党首らが激論を交わしました。
≫2時間にわたって
繰り広げられた
7党の代表による論戦。
野党の主張は国会でも話題となった
年金問題が中心だった。
≫一方、与党は経済政策の順調さを
アピールしつつ
候補者を一本化するなどの野党側の選挙手法を批判した。
林≫党首討論で各党首らが
最初に訴えたのがこちらです。
自民党の安倍総裁は政治の安定。
公明党の山口代表は
小さな声を聴く力。
一方の野党です。立憲民主党の枝野代表は
生活防衛。
国民民主党の玉木代表は家計第一。
共産党の志位委員長は
くらしに希望を。
日本維新の会の松井代表は
身を切る改革と消費税凍結。
社民党の吉川幹事長は
憲法を活かす支えあう社会を
掲げました。
渡辺≫足立政治部長のポイント解説です。
よろしくお願いします。
話を聞く前に、まずこちらを
見ていただきたいんですが
ANNの最新の世論調査です。
あなたは参議院選挙で
投票を判断するうえで
もっとも重視する政策は
なんですか?と
聞いたところ、一番多かったのが
複数回答ではあったんですが
年金・社会保障制度と答えた方が
60%を占めました。以下、ご覧のとおりに
なっているわけですが
最も重視されているのは
やはり、年金問題
社会保障の問題
老後の2000万円問題
ということになると思うんですが
足立さん、今日の党首討論では
この部分はどんな議論となったんでしょうか?
足立≫やっぱり、この問題は
野党にとって
格好の追及材料になっています
今日の党首討論でも立憲、国民、共産。
この3党から安倍総理の最初の
追及が2000万円問題でした。
野党側、年金の不安は報告書が
なかったことになっても
解消されないですとか
今の制度では
貧困高齢者を救えるのかなどと
追及しました。
これに対して、安倍総理は
年金に打ち出の小槌は
ないんだとしたうえで
消費税を財源に低所得者や医療、介護、教育の負担を
軽減すると
主張しました。
野党も、年金だけで
生活できるだけの
大改革はできないと
分かっているんですね
ですので、年金制度そのものの
批判は避けて
老後の貧困対策を中心に
アピールしたんですが
野党の中でも
主張はさまざまなんです。安倍総理はそこを突いて
候補者を1人に絞るにあたって
年金の政策をしているのかと。
していないなら
非常に不誠実だと攻撃したんですね。
ただ、今日の討論を
ひと通り見て
老後の不安は
どうやったら解消できるのかと
皆さん、最も気になる
肝心な点については
討論を通して聞いても
なかなか答えの分からない
討論でした。
渡辺≫具体性があってこうやって不安を
解消していくというところの
議論というのは
あまりありませんでしたね。
足立≫なかなか具体策がでていません。
渡辺≫これは、足立さん
このニュースの中でも
お伝えしたんですけれども
税収が60兆円を超えたと。これは、過去最大だと。
税収は増えている。
ところが、もう1つのニュースでお伝えした内容として
不安を抱えて生活をしている方が
6割を超えているという。
この現実というのが選挙の中で