降るおそれがあり
気象庁が
大雨特別警報を発表する可能性も
あります。
過去の大規模災害に匹敵する
土砂災害や川の氾濫などの危険性

が
薩摩大隅地方に迫っています。
危険な場所から今すぐ離れて
ください。
九州付近に停滞する梅雨前線に
向かって、大量の暖かく湿った
空気が流れ込んでいて
気象庁のレーダーの解析で
午後０時半までの１時間に
鹿屋市南部付近と垂水市付近で
およそ９０ミリの猛烈な雨が
降ったとみられます。
曽於市では午後１時過ぎまでの
１時間に７８ミリ
南さつま市で
午後１時前までの１時間に
６６ミリの非常に激しい雨が観測
されました。
先月２８日からきょう午後５時
までの総雨量は
薩摩川内市の八重山で７７６ミリ
鹿屋市吉ケ別府で７５２ミリと
僅か数日で平年の７月１か月分の
雨量を大幅に超え


ところによっては２倍以上の雨が
降っています。
すでに各地で土砂災害が起きて
いて土砂災害警戒情報が薩摩大隅
地方のすべての自治体に発表
されているほか、川の水位も
急激に上昇しました。
南さつま市の大王川では堤防が
決壊し、水があふれました。
南さつま市と南九州市を流れる
万之瀬川と加世田川
鹿屋市や東串良町を流れる串良川
でも多くの堤防が決壊して川が
氾濫するおそれもあるとして氾濫
危険情報が出されています。
梅雨前線はこのあとも九州付近に
停滞し大量の湿った空気が
流れ込む見込みで、あす朝に
かけても局地的に１時間に
８０ミリ以上の猛烈な雨が降る
おそれ
があり、同じ場所で数時間
にわたって雨が降り続くようなときには大雨特別警報が発表
される可能性もあります。
薩摩大隅地方では、あす夕方までの２４時間雨量が多いところで
３００ミリと予想され、その後
６日ごろにかけて雨量は増える
見込みです。
気象庁は各地で大規模な土砂災害
が発生していてもおかしくない

状況になっているほか、大きな
河川での堤防決壊など、大規模な
洪水が起きるおそれがあるとして
います。
８・６水害をはじめ、２６年前に
起きたような大規模災害が県内
どこでも起きる危険性があります。
命の危険が迫っています。
土砂災害や低い土地の浸水
川の増水や氾濫など
重大な災害に厳重に警戒してください。
落雷や竜巻などの激しい突風にも
注意が必要です。
県内は
近年にないほど大規模災害の危険性が高まっています。
これまで大丈夫だったからと
いって油断をせず
危険な場所から今すぐ離れて
ください。
警察や消防によりますと
県内では車が崩れた土砂の上に
乗り上げるなどしてこれまでに
少なくとも３人がけがをしてい
ます。
南鹿児島駅です。あちらでは土砂
が大きく崩れているのが分かり
ます。こちらでも数か所に
わたって土砂が崩れています。
近くに見える線路は
指宿枕崎線です。

駅には止まっている列車も確認
できます。
鹿児島市の唐湊３丁目です。
住宅のすぐ近くまで崩れた土砂が
迫っています。
警察によりますと志布志市有明町
の市道で走っていた車が崖崩れによって流れてきた土砂に
乗り上げて横転しました。
車には母親と子ども２人の
合わせて３人が乗っていましたが