2019/07/03(水) 19:00〜19:35 NHKニュース7▽「命守るため早めの避難を」降り続く雨に厳重警戒[二][字]
斜面から水が噴き出したり
小石が落ちたり
土のにおいがしたりあるいは音が
するケースもあります。
またちょうど大潮の時期
にあたっています。
九州の南部、今夜9時から10時
に満潮の時刻を迎えます。
河川の河口付近、特に氾濫や浸水
などに警戒をしてください。
以上、気象に関する情報をお伝え
しました。
では避難に関する情報です。
鹿児島県などではすでに多くの方
が避難されています。
もし避難しなければならなく
なったら避難所には何を持って
いけばいいのでしょうか。
防災の専門家に聞きました。
≫失礼します。
NHKの浅野と申します。
きょうはよろしくお願いします。
≫お話を伺ったのは
日本防災士会福岡県支部
支部長の力丸健治さんです。
≫非常用持ち出し品について
伺っていきたいんですけど
どんなものを避難所に
持っていけばいいんでしょうか。
≫必要なもの、そうでないもの
絶対いるものってやっぱり
いろいろあると思うんですよね
その人その人によって。
きょうは、私の部分でよければ
私はとりあえずこういうものを
持っていきますというのを
お見せしたいと思いますけど。
よろしくお願いします。
≫避難所へ持っていくのは
タオルやTシャツなどの
日用品やガーゼなどの医薬品
いずれも2、3日分です。
雨の中での避難で
特に大切なのが靴下です。
≫きれいな靴下でいるのは身の回りを清潔に保つことに
つながるといいます。
≫また、この時期避難所で過ごすのに大切なのが
砂糖と塩を水に混ぜた
経口補水液だといいます。
≫もう1つ
力丸さんが指摘しているのが
コンタクトや常備薬など
自分にとっての必需品を
日頃から把握しておくことが
大切だということです。
≫最後に、持ち出し品の準備は
避難することになってからでは
遅すぎると改めて強調しました。
避難する必要がないうちに準備をしておいて、ぜひ早めの避難を
するようにしてください。
避難の際の持ち出し品について
お伝えしました。
大雨が続いて被害のおそれがある場合、大切なのは周りの状況を
よく確認していち早く避難する
ことです。
避難する際の注意点をまとめ
ました。
≫道路が冠水している場合は
足元が確認できずに転倒したり
側溝やふたが開いたマンホールに
転落したりする危険があります。
冠水した道路を
移動するのは避けてください。
ただ、どうしても
通らなければならない場合は
2人以上で行動し
傘や長い棒などで
足元を確認しながら
避難してください。
車での移動にも危険があります。
浸水の深さが30センチに
達すると、エンジンが止まり
さらに深さが増すと
ドアが開けにくくなるうえ
車ごと流される場合があります。
車が浸水し始めたら
すぐに外に出てください。
大雨が降ると川の氾濫や
土砂崩れの危険性があります。
すでに周辺で
土砂崩れなどが発生するなど
避難所に向かうのが危険な場合は
崖や川から少しでも離れた建物に
移動することも1つの方法です。
自宅に
とどまらざるをえないときは
建物の2階以上や
崖や斜面の反対側の部屋に
移動することで
安全を確保できることもあります。