>>こんばんは。
ニュースきょう一日です。
九州では鹿児島県や宮崎県を中心に、
発達した雨雲が次々と流れ込んで、
断続的に非常に激しい雨が降り、
土砂災害や川の氾濫が発生してい
ます。
あす朝にかけて、猛烈な雨が降る
おそれがあり、気象庁は、
場合によっては大雨特別警報を発
表する可能性もあるとしています。
厳重に警戒し、安全な場所で避難
を続けてください。
>>九州南部には、
雨雲が次々とかかり続け、
激しい雨が降っています。
午後10時までの1時間には、
国土交通省が、
鹿児島県鹿屋市に設置した雨量計で、
39ミリの激しい雨を観測しまし
た。
鹿児島県との県境にある宮崎県の
えびの高原では、
先月28日の降り始めからの雨量
が1000ミリを超えているほか、
鹿児島市や宮崎県日南市油津など、
8つの観測点でこの72時間の雨量が、500ミリから700ミリ
近くに達し、統計を取り始めてか
ら最も多くなるなど、
記録的な大雨になっています。
午後10時までの24時間に降った雨の量は、
鹿児島県の鹿屋市吉ヶ別府で44
7ミリ、
曽於市で412.5ミリなど、
平年7月1か月分を上回る雨が、1日で降りました。
鹿児島県では土砂災害が発生して
いるほか、鹿児島県と宮崎県、
それに熊本県では、土砂災害警戒
情報が発表されている地域があり
ます。
川の氾濫や増水も相次ぎ、
午後10時現在、
氾濫の危険性が非常に高い氾濫危険水位を超えている川があるのは、
鹿児島県の4つの市と町、宮崎県
の3つの市です。
鹿児島県と宮崎県では、あすの朝
にかけて、
1時間に80ミリ以上の猛烈な雨
が降るおそれがあります。
そのほか、四国と近畿ではあすの
朝にかけて、
東日本ではあすの昼前にかけて、
局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。
あす夕方までの24時間に降る雨
の量は、いずれも多い所で、
九州南部で300ミリ、九州北部
で250ミリ、
四国と近畿、
東海で200ミリなどと予想されています。
その後も雨は続き、あさって夕方
までの24時間には、
九州南部と奄美地方で100ミリ
から150ミリなどと予想されて
います。
気象庁は、
非常に激しい雨が同じ地域で数時
間続くような場合には、
大雨特別警報を発表する可能性も
あるとして、
土砂災害や低い土地の浸水、川の
氾濫に厳重な警戒を呼びかけてい
ます。
安全な場所で避難を続けてください。
各自治体が発表している午後10
時半現在の避難に関する情報です。
警戒レベル4に当たる避難指示が
出ているのは、
鹿児島県と宮崎県で、
少なくとも113万3000人余りに上っています。
避難指示は災害が発生するおそれ
が極めて高い状況となり、
自治体が重ねて避難を呼びかける
場合に発表されます。
鹿児島市大明丘の住宅街です。
側溝からは水が噴き出し、道路に
は大量の水が流れ込みました。
南さつま市の大王川では、
堤防がおよそ20メートルにわた
って決壊し、
周囲の田んぼなどに水があふれま
した。
>>土砂崩れも相次いでいます。
鹿児島市唐湊3丁目では、住宅のすぐ近くまで崩れた土砂が迫りま
した。
曽於市の県道では、
崖崩れが起き、道路の一部が崩落
しました。
道路は10メートル以上崩落し、
ガードレールは崖下まで落ちていました。
>>では、