2019/07/10(水) 19:30〜20:15 ガッテン!「急増中!風疹&帯状ほう疹 徹底対策SP」[解][字]
はい ご覧頂きましょう。
日本の風疹ワクチンの歴史に
詳しい人物がいます。
元厚生労働省研究班のメンバーで
風疹ワクチンの開発に携わっていた→
医師の…
こんにちは。 宮[外:3F642F3778827E651C8B82A4E9F06FD3]といいます。よろしくお願いします。
なぜ中学生の女子だけに
ワクチンが打たれたのか。
日本で初めて風疹ワクチンの接種が
検討されたのは 1960年代のこと。
当時 沖縄で風疹が大流行し→
胎児に影響が出るケースが相次いだことが きっかけでした。
すぐさま国は
風疹ワクチンの開発に着手し 成功。
最大の議論となったのは…
流行そのものを抑え込もうという考え方。
こういう2つの方法があって…
A案の場合→
子どもたちが大人になった時の→
リスクを減らすことができます。
また ワクチンの数にも限りがありました。
そこで選ばれた結論は B案。
思春期の女の子
つまり中学生の女子を対象として→
接種が開始されることになったのです。
中学生の女子だけが接種するというこの基本方針は→
1995年まで続けられました。
ちなみに 当時 女子中学生だった皆さんに伺うと…。
覚えている方も結構いらっしゃいました。
この「女子中学生にのみワクチンを打つ」という国の方針は 18年間続きました。
だから その間に
中学時代を過ごした元男子→
つまり現在40歳から57歳の男性は→
ワクチンを打っておらず抗体を持っていない人が多いんです。
(大島)あ~ なるほど~。
へえ~。
小さい時に男女みんな打っちゃえば
いいじゃんと思ってたんですけど→
数に限りがあるんですね。
そうなんです。
(坂下)がっつり
あの年代に入ってたんですけど…
ないですよね~。
集団接種してたんだなと思って。
いろんなもの
打ってたからね。
何 打ってんだか 全く分かんないよね。
(笑瓶)子どもだから分かってない。
(坂下)注射は注射っていうね…。
(笑瓶)嫌なことね…。
俺たちにとっては一緒なんだよ。
「注射」なんだよね。そう 注射なんです。
でも へこんでいるのは分かりましたけど
なんで今更 あの へこんでるところを→
上げようとするんだと思いますか?
オリンピックですか?はいはいはい…。
いっぱい来て頂くのに…→
男性が風疹をかかってて唾を飛ばしてしまってたら→
その方々が やっぱり感染して
大変なことになりますから。
でも ほんとに
誤解を恐れずに言いますけど→
こう見ると 一応 80%はあるじゃん…。
だって これだって 100%じゃないじゃんっていうことで考えていけば→
これを ちょっと上げることが
どういうふうになっていくか。
これからですね
厚生労働省の資料にも使われている→
ある図式を使ってご説明いたします。
抗体保有率80%の社会というのはこんな社会です。
80%ということは…
では そこに 風疹に感染している人が現れたとします。
そして 抗体のない人と接触すると
飛まつで感染します。
そうすると この人は また近くにいる人と
接触しますので 感染します。
近くにいる人と感染します。
感染します… と。
こうして起きるのが 感染拡大です。
ここに妊婦さん。
確かに女性は 90%を超える人たちが
ワクチンを打っています。
でも そのワクチンによって
できる抗体は→
時間の経過によって弱まったり→
そして あるいはたまたま予防注射の日に→
風邪をひいて学校を休んでいたりして
受けていなかったり。
そして 先ほどから
よく出てきているように→
そんな妊婦さんに接触してしまうと→
妊婦さんだけではなく胎児まで風疹にかかってしまうんです。
さあ これ 80%です。
80%の時の この理論が→
「90%」という 今日のキーワードの一つ→
というよりは 一番大事なキーワードです。
90%抗体保有率というふうに
もし日本がなったら どうなるか。
抗体保有率90%の社会というのは…