2019/07/16(火) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


1人で立ち
長ぜりふを披露しました。
≫今月の歌舞伎座。
見どころの1つは昼の部での

海老蔵さんと息子・勸玄君との親子共演。
そして、その舞台で
勸玄君が披露する
「外郎売」の長ぜりふ。
しかし、海老蔵さんが急性咽頭炎のため
声が出なくなったとして


昨日の夜から休演。
昼の部に出演する勸玄君は
父がいない中
昨日までとは違う演出で
「外郎売」の舞台に挑むことに。
≫そして午後3時
「七月大歌舞伎」昼の部歌舞伎十八番の内「外郎売」。
昨日までは父・海老蔵さんに
続いての登場だったが
今日は、勸玄君が1人
花道に立つ。
演出の変更にも堂々の対応だ。
そして…。
≫そもそも早口の始まりは…。
≫あかさたな、はまやらわ
おこそとの、ほもよろをと。
≫勸玄君4分近くも続くせりふの披露。
≫そして、長ぜりふも終盤へ。
勸玄≫羽目を外して今日お出での
いずれもさまに
上げねばならぬ
売らねばならぬと
行きせき引っ張り
東方世界の薬の元締め
薬師如来も照覧あれと
ホホ敬って申す。
≫6歳の勸玄君
この長ぜりふのあとも
立派に演じきり
今日の舞台を務め上げた。

渡辺≫お見事!勸玄君。
そこで、今日のニュースの言葉
「外郎売」です。
「外郎売」といいますのは
江戸時代に活躍した歌舞伎役者二代目團十郎が
およそ300年前に初めて演じた
歌舞伎の演目です。
薬売りの商人が中国伝来の
トウチンコウという薬を外郎と名づけて
その効能を
しゃべりながら売るという
今でいいますと
実演販売をしている様子を描いた芝居です。
薬の効能を
すらすら雄弁に語る様子が有名で
現在では歌舞伎の舞台以外でも
俳優の皆さんやアナウンサーの滑舌をよくするための
練習に使われているものです。
「外郎売」。
林≫やりましたね。
渡辺≫こちらがテレビ朝日アナウンス部の
教則本ですが
この中にも「外郎売」が入っています。
山崎≫もうやりたくないです。
渡辺≫林さん。ひと節どうぞ。
林≫せっしゃ、親方ともうすは
お立会のうちにご存じの方もおいででしょうが
お江戸を発って…。
渡辺≫これは、結局のところは勸玄君は
それを節をつけて

いわゆる本当に拙者、親方と申すは…と
いわゆるせりふとして
やるわけですから
これは見事なものでしたよね。
林≫まず長いですし。
渡辺≫大体8分から10分近く
かかるかな。
林≫何回も練習して
ようやく覚えられるぐらいの
長ぜりふなんですけど。
菅原≫舞台の上で
やりきるというのも
本当にすごいですよね。
大木≫6歳というと
ご機嫌の波もある時期で
これだけの舞台こなすって
本当に立派ですよね。
林≫こちら、今大人気の果物
緑色が鮮やかなシャインマスカットなんですが
よく見ると、形や大きさが
バラバラになっていて
実に傷がついているものまで
あります。
収穫を迎えたこの時期の
梅雨寒と日照不足で
病気が広がる恐れもあり
農家の人は
頭を抱えています。
≫今日もまた日照時間はゼロ。
東京は日照時間が