発送する仕組み。
今回、発覚した誤った通知は
職員による入力ミスが原因だった。
しかも、本来2人で
確認することになっているにもかかわらず
担当職員は1人で行っていた。
市の担当者は取材に対しこう話した。
≫岐阜、柴橋正直市長は
再発防止策を徹底させると
コメントしている。
渡辺≫今のインタビューで岐阜の市民の方が
人命に関わることを
そんな適当の仕事の
仕方をしているのかと
憤っていらっしゃったんですが
まさにそのとおりで
岐阜市のこのミスに関して
経緯をもう少し詳しく
見ていくことにします。
亡くなった女性が受けた
岐阜市の胃がん検診というのは
40歳以上の方は
1000円で受けられる検診です。
内容は、問診が行われ
そして胃を膨らませる
発泡剤と
バリウムを飲んで行われる
いわゆるレントゲン撮影でした。
これは人間ドックなどでもよく行われる検査です。
女性は今年の1月
これを検診バス。
バスの中でやるんですね。
検診バスでこの検診を受けました。
その18日後に
市が結果を発送して
女性のもとに届くわけですが
ここが問題だったわけです。
実際には市の診断区分のうち
最も高い
要精密検査、つまり
精密検査が必要であるというのが
結果だったんですが
届いた通知は
異常を認めずという結果が
届いたわけです。
専門家に伺いました。
この時点で、レントゲン検査を
受けた段階で
胃に腫瘍の影を発見した
可能性があると専門家は
指摘しています。
そうしますと普通は、大概
細胞を取って良性か悪性かを見極めることが
必要になるんですが
その再検査が必要だったと専門家は指摘しています。
悪性の場合胃痛、胃もたれなどの
症状が出るそうです。
体に異変を感じていたのかは
ご本人から聞くことはできず
詳しいことは分かりませんが
この女性は検診の
3か月後に4月です。
もう一度別の医療機関を受診したわけですが
ここで、肺がんが見つかります。
しかもその肺がんは胃がんから転移したものでした。
今月の10日女性の家族が
市に問い合わせて
この通知に誤りがあったことが
発覚。
こうした間違い、ミスの問題は
ほかにも4人に対して
通知していたことが
明らかになったんですが
実はもう1つ、この段階で
要精密検査と診断された場合には
このように医師の所見や判定など
図入りで
示した検査票も女性らの手元に
届くはずが、結局のところ
異常なしと
されてしまったがために
こういった重要な検診表までもが
届かなかったんです。
これ普通、異常を認めず
ってきたら
よかったってなりますよね。
久冨≫安心しきって自分は大丈夫なんだなと
思ってしまいますよね。
渡辺≫不思議なんですが
記者会見が昨日行われたんですが
この女性は昨日の夜
亡くなってしまった
ということです。
これ、市長も言ってますけれども
岐阜市のがん検診に対する信用を全て損なったということを
言ってもいいと思います。
もう一回、洗いなおさないといけない事態だと思っています。
命が失われてしまいました。
林≫続いて東京の記録的な日照不足は
統計史上初めて