問題になりましたよね。
親松≫例えば年賀状のノルマを
達成できないので
郵便局員が自腹で買って
それを金券ショップで
販売してたという問題も
あったんです。
実際に今、日本郵便は
年賀状などのノルマを
廃止するような動きも
出ているんです。
こうしたノルマ文化の続く中で
ターニングポイントになったのは
郵政民営化なんですね。
民営化して
保険を売り出すと。
言ってみれば保険販売の大海原に出て行ったわけなんですが
当然、大手の
保険会社がいるわけで
保険って、なかなかそんなに
簡単に売れるものではないので
本当に激しい競争になります。
そうした中で、今回問題となっている
販売していたのが
郵便局員だったわけですね。
もちろん、郵便局員の方たち
保険の販売の
プロではないので
しっかり勉強をして
販売はしているわけですが
やっぱりこういう大手の保険会社の方たちに
比べると
ノウハウですとか倫理観ですとか
そういうところが
欠けていた部分も
一部の人にはあったと。
それでこうした問題が起きてしまったんです。
渡辺≫どうしても
ノルマがあるから
無理な契約を獲得しようとする。
そこにやっぱり問題の根源がある。
親松≫そういった部分は
否めないと思います。
渡辺≫ただ
ノルマの重圧の声を
経営陣が
どう受け止めたんでしょうね。
親松≫今回、ノルマを
廃止するというようなことを
長門社長も
言っているわけなんですけども
ほかの保険会社の方から聞くと
現場の声を吸い上げる力というのが
どうも今回
問題があったんじゃないか
というところがあって
それは実際に現役の郵便局員の取材をしていても
自分たちの声が
なかなか反映されない。
スピーディーに
改善されないというところに
問題を示している局員が
多くいますね。
渡辺≫強いプレッシャーとして
こういうことが挙げられているわけですね。
親松≫取材した中には
年間300万円のノルマ。
それで例えば月に1万円だと
300件契約しなきゃいけない
ということもあります。
ノルマが取られなかった場合には
机を蹴られて
お前は何をやっているんだと。
もう仕事に来なくていいという
圧力をかけられたという
郵便局員の方も
いらっしゃいます。
渡辺≫旧契約をそのままにして
新契約をさせて
契約料を
二重に取っているというような
そういうことで被害を受けた方が
大勢いらっしゃって今回、不適切販売の
疑いが
18万件となってきたわけですが
数が飛躍的に
増えているわけですが
今、保険に加入している皆さんで
自分の保険が心配という方はどうしたらいいですか?
親松≫かんぽコールセンター
というのがあるんですね。
こちらの番号に
相談していただくのと
あとは最寄りの郵便局に行って
相談していただくと。
何か、不適切な契約かと思ったら
こちらに相談する形です。
渡辺≫ご自分の契約書
自分の契約したやり取りなど
もう一度それぞれの皆さんが