詳しい人物がいます。
こんにちは。 宮[外:3F642F3778827E651C8B82A4E9F06FD3]といいます。
よろしくお願いします。
なぜ中学生の女子だけに
ワクチンが打たれたのか。
その経緯を知るための資料を
宮[外:3F642F3778827E651C8B82A4E9F06FD3]さんは 大切に保管しています。
日本で初めて風疹ワクチンの接種が
検討されたのは 1960年代のこと。
当時 沖縄で風疹が大流行し→
すぐさま国は風疹ワクチンの開発に着手し 成功。
最大の議論となったのは…
流行そのものを抑え込もうという考え方。
こういう2つの方法があって…
A案の場合→
子どもたちが大人になった時の→
リスクを減らすことができます。
しかし
今まさに妊娠の可能性がある女性を→
直接 守ることはできません。
そこで選ばれた結論は B案。
思春期の女の子
つまり中学生の女子を対象として→
接種が開始されることになったのです。
中学生の女子だけが接種するというこの基本方針は→
1995年まで続けられました。
ちなみに 当時 女子中学生だった皆さんに伺うと…。
覚えている方も結構いらっしゃいました。
この「女子中学生にのみワクチンを打つ」という国の方針は 18年間続きました。
だから その間に
中学時代を過ごした元男子→
ワクチンを打っておらず
抗体を持っていない人が多いんです。
(大島)あ~ なるほど~。
へえ~。
そういう歴史があったんですって。
小さい時に男女みんな打っちゃえばいいじゃんと思ってたんですけど→
数に限りがあるんですね。
そうなんです。
ないですよね~。
集団接種してたんだなと思って。
いろんなもの
打ってたからね。
何 打ってんだか 全く分かんないよね。
(笑瓶)子どもだから分かってない。
(坂下)注射は注射っていうね…。
(笑瓶)嫌なことね…。
俺たちにとっては一緒なんだよ。
「注射」なんだよね。そう 注射なんです。
でも へこんでいるのは分かりましたけど
なんで今更 あの へこんでるところを→
上げようとするんだと思いますか?
オリンピックですか?はいはいはい…。
男性が風疹をかかってて
唾を飛ばしてしまってたら→
その方々が やっぱり感染して
大変なことになりますから。
でも ほんとに
誤解を恐れずに言いますけど→
こう見ると 一応 80%はあるじゃん…。
だって これだって 100%じゃないじゃんっていうことで考えていけば→
これを ちょっと上げることが
どういうふうになっていくか。
これからですね
厚生労働省の資料にも使われている→
ある図式を使ってご説明いたします。
抗体保有率80%の社会というのはこんな社会です。
80%ということは…
では そこに 風疹に感染している人が現れたとします。
そして 抗体のない人と接触すると
飛まつで感染します。
近くにいる人と感染します。
感染します… と。
こうして起きるのが 感染拡大です。
ここに妊婦さん。
でも そのワクチンによって
できる抗体は→
そして あるいは
たまたま予防注射の日に→
そして 先ほどから
よく出てきているように→
はしかに かかったのを
風疹にかかったんだと思い込んでいて→
「私 風疹やってますんで」と
断ってしまっていたり。
そんな妊婦さんに接触してしまうと→
妊婦さんだけではなく胎児まで風疹にかかってしまうんです。
さあ これ 80%です。
80%の時の この理論が→
「90%」という 今日のキーワードの一つ→
というよりは 一番大事なキーワードです。
90%抗体保有率というふうに
もし日本がなったら どうなるか。
抗体保有率90%の社会というのは…
…という社会です。 そして そこに→
風疹にかかった人が
同じようにやって来た状態をつくります。
すると この人と接触した人は
確かに抗体を持っていなかったので→
感染してしまいます。