ネコ感が強いですよね。
こちらを見てる。
ちょっと気になるんですかね。
新井≫橋場さん
キョロキョロしている
ライオンが多くいますよね。
あれはどういうことですかね？
橋場≫だんだん
おなかがすいてきてます。
本仮屋≫なぜ、それが
分かったんですか？
橋場≫普通は休んでるとき
頭を上げることないんです。
遠くに何か来てないかなとか
そういった周りの情報を
得るために
頭を時々、上げるんです。
少しずつ、おなかがすいてる
証拠です。
本仮屋≫こちらが
気になってるんであれば２頭とも
こちらを向きますもんね。
１頭は、あちら。１頭は、こちら。
獲物を探し始めている。
橋場≫ただ、まだ完全にはおなかがすいてないんですね。
たぶん、あした
あさってあたりが
狩りの日です。
本仮屋≫まだちょっと余裕ある。
１日～２日、食べなくて
過ごせるってライオンって
タフですね。
橋場≫３日間ぐらいは食べなくても大丈夫です。
本仮屋≫私、絶対無理だな。
新井≫ほか
見てみたいところとか
ありますか？
本仮屋≫子ども
今、どこにいるんでしょうか。
子どものライオンに
近寄ってもらえたら
一番うれしいですけど。
橋場≫いるのがそうですね。
新井≫茂みに隠れているのが
子どもですか。
本仮屋≫１頭でいますね。
橋場≫重なってるかもしれない。
本仮屋≫気になったんですよ。
ライオン
こんなに平原なのに、広いのに
みんな重なり合ったりとか
ずっとくっつき合って
寝転がってるのは
仲がいいからですか？
橋場≫狩りなんかが
チームワークで行われる
動物ですから常に仲間と
コミュニケーションをとるために
いつもくっついてますね。
本仮屋≫体が触れ合うくらい
重なり合ってる
ライオンもいますもんね。
やっぱり近くにいることで
チームワークの結束は
強くなるんですか？
橋場≫強くなります。
本仮屋≫今いるのはメスですか？
橋場≫ここにいるのは
大人のメスが
３頭ですね。
本仮屋≫オスはいますか。
橋場≫オス、います。
ただ、大人のオスはいません。
あの子、一番右の子が
オスですね。たてがみが
少し生え始めています。
本仮屋≫まだ短いですね。
新井≫でも、これ日本に生中継で
この様子をお届けしている
わけなんですけど
実は、このンゴロンゴロの
野生動物が
こうやって生中継で
こんなことができるのは
世界屈指の密集度を誇るから
ということなんです。
その秘密は
３６０度をぐるりと囲まれた
ここの独特な地形にあるんです。
≫早朝、ンゴロンゴロに
絶景が広がります。
周囲の山々にかかる霧です。
雨が一滴も降らない乾季でもこの霧は、ほぼ毎朝見られます。
この霧が水滴になり
地下水となって平原から湧き出すんですが
そのためには
ンゴロンゴロ独特の地形が欠かせません。
３６０度ぐるっと囲む山々から
平原へと水が集まってくるんです。
では、この大量の霧は、いったい