レシピハント。
うわ 楽しい!
楽しい~ 並べたい。
ニューヨークでは
ベーグル好きの人は 通称…
(三浦 JUJU)ピッキー。
どのベーグルにどんな具材をどう合わせるか。
組み合わせは無限大。
…を作れるのがニューヨークベーグルのだいご味だ。
(山内)もう一回はまって下さい!
う~ん。
どの店にも ピッキーを喜ばせる工夫が。
クリームチーズ代わりに使える豆腐を使ったペースト。
牛乳など動物性の食品を
食べることができない→
ヴィーガンやベジタリアンでも
食べられる。
中東料理に欠かせない
スパイス→
「ザタール」を入れた
クリームチーズ。
スパイシーな香りの
「オレガノ」が効いて→
爽やかで
ちょっとエキゾチック。
中東出身のお客さんのリクエストで
最近新しくラインナップに加えた。
味見で おなかいっぱいになっちゃうよ。
世界各国の人々が集まり暮らすニューヨーク。
国や宗教 好みの数だけ
バリエーションがあるという。
(三浦 JUJU)おいしそう。
いいね そういうのもね。シンプル いいね~。
次にヒントを求めてやって来たのは
マンハッタン。
珍しいベーグルの作り方で知られる
革新的な店。
中はいつも 10代 20代の
若いお客さんでいっぱい。
ハーイ!
店のオーナーは新進気鋭のベーグル職人…
山内さんとは旧知の仲。
ダイアナさんは幼い頃タイからニューヨークに移住。
ベーグルのおいしさに惹かれ
5年前に店をオープンした。
店の売りは ゆでるお湯に
ハチミツを加える…
じか火でじっくり焼くことで ハチミツが
生地の表面にコーティングされ→
香り高い味わいになるという。
ほのかな甘みが 具材のうまみを引き立てる特別なベーグルだ。
そんなベーグルを味わうための
イチ押しメニューがこちら。
ラディッシュと
燻製した牛肉のコンビネーション。
牛肉の風味を→
ラディッシュのピリッとした辛みが引き締める。
おいしそう。
そして 他の店では決して味わえない人気の裏メニューがある。
うわ~ おいしそう。
その名も…
ベーグルに モッツァレラチーズ
サラミをのせて焼き上げた。
革新的な店にしては
ちょっと素朴に思えるが…。
レシピには ダイアナさんの
母との思い出が詰まっている。
懐かしいのに 新しい。
新レシピのアイデアがここにも。
世界は ほしいモノにあふれてる。
でも 本当にほしいモノはなかなか見つからない。
山内さん 毎日10軒以上の店を回り→
ベーグル職人として自分が目指すべきモノを探し求めていた。
ニューヨークベーグルに魅せられたのは
12年前。
夜明け前 目にした
ある光景が忘れられない。
勤めていた会社を辞め 34歳の時
念願のベーグルショップをオープン。
固くて歯ごたえのあるベーグルを
追い求めてきた。
もう10年になる。
でも この旅で当時と違う気持ちを抱き始めていた。
「気になりますね 断面は」つって。
すごい。 職人!
うん。
気が付いたのは 発酵の違い。
生地を発酵させる時間が短いと→
食感は固くなり長いと柔らかくなる。
そういうことか。
う~ん…。
うん。
一体 どんなニューヨークベーグルが正解なのか→
迷いが生まれていた。
山内さんは ニューヨークで最も歴史ある店の一つに向かうことにした。
職人になることを志した時
その食感に衝撃を受けた店だ。
ここで作っているのは
固く身の詰まったベーグル。
生地がギュッと引き締まっているため