サウジアラビアでは→
巡礼の参加者2,000人以上が
犠牲になりました。
日本でも 兵庫県明石市の
花火大会で発生。
11人が亡くなり
247人が負傷しました。
首都直下地震でも 群衆雪崩が
起きるのではないかと→
懸念されています。
地震のあとの帰宅困難者を研究する 東京大学 廣井 悠さん。
立ち止まらないよう
お願いします。
やばい やばい やばい…!
廣井さんは 都心部の人たちが→
地震のあと 一斉に徒歩で帰宅する
ケースをシミュレーション。
すると
都内のあちこちに人が密集し→
事故のリスクが高まる場所が
現れました。
その一つ 東京 丸の内。
赤で示された場所は→
1m^2あたり6人以上の→
超過密状態です。
渋谷 新宿 赤坂。
都内30か所以上で極めて危険な状態が→
生まれることが
分かってきたのです。
密集状態の中で 人の体には
どれほどの力が加わるのか。
明石の事故のあとに
実験が行われました。
群衆雪崩が起きるとされる→
1m^2あたり10人以上の状態が再現されました。
これは その時の実際の映像です。
実験では 270kgもの力がかかっていることが分かりました。
3人に1人が
呼吸困難に陥りました。
恐ろしいですね。 しかも
東京は人が多いですから 特に。
あと 子どもとかね 女性
多いじゃないですか。
そうすると 今みたいにね
男性ばかりじゃないと もっと…。
だって 背が小さいでしょ。
そこに 子どもがいることすら→
分からない。
赤ちゃんも 当然いるわけだから。
人が人を踏みつけていってしまう
ような形になっちゃう→
ってことですよね。
誰も どうもできないっていう。
精神的にもね
追い込まれているから→
早く そこから脱出したいって
気持ちがあると。
しかも
さっきの火災とかになると→
急いで行こうとするっていうのも
また怖い…。
どこかに煙でも見えたら
離れたいと思いますもんね。
巻き込まれないためには
どうしたらいいですか 先生。
平時 人の あまり集まらない所に
行かなきゃいけない。
そこに行かない方がいいっていう
ことですけども→
東京にいて仕事もしてると
そうはいかないですよね。
次に 人が たくさんいても→
人が死ぬまでに至らないためにはとにかく慌てない。
特に丸の内のような所では→
火災が近くでは絶対 起きませんので→
そんな慌てる必要はないんですね。
さっきの同時多発火災の避難所の近くの方が→
実際には危ないんですね。
火が来て 後ろから逃げようとする人がいましたね。
本当に子どもが危なくて。
明石の花火の時は11人 亡くなってるんですが→
子どもが9人
お年寄りが2人なんです。
だから 慌てないで
落ち着いて対応できれば→
1平米に10人なんか
絶対入れないんですよ。
ラッシュアワーの電車でも
1平米 6人ですから。
だから 慌てないでいれば
けがすることはあっても→
死ぬまでは至らないはずです。
仕事中に地震が起きたら帰らないってことがいいんですか。
帰らないということと
慌ててビルから出なくてもいい。
新しいビルは絶対壊れませんから。
昔は まず外に出ましょうみたいなありましたよね。
でも やっぱり慌てちゃってるんで
家で子どもが待ってるとか→
年老いた親がいるとかだったら→