なんとしてでも帰らなきゃって一番に思っちゃいますよね。
ただ その途中が この火ですね。
この火の外側に家があって中側にいて→
外へ出ようと思うと
火災現場を歩くしかない。
火災の所に

行こうとしてるような…。
必ず火の中を通らなくちゃ
いけなくなってしまう。
帰る方が危ないんです。
途中で何が起きるか分かりません。
だから 帰宅困難者になっても
都心の方は とどまって下さい。
動くよりも
例えば LINEみたいな形で→
家族との安否関係をした方が
いいかも分かりませんね。
安否確認というのは
手段なんです。
安全が確認できないと
駄目ですよね。 そのためには→
日頃から 家をちゃんと耐震化して
家具も固定して 私がいなくても→
家族は けがをしない
ということにしておいて→
安全ねというのが確認できたら
火が収まるまで帰らない。
安心な所に お父さんいるから
君たちも頑張ってね。
そういう関係を作っていくことが


一番大事です。
日頃から話しておかないと
いけませんね それは。
皆さん 首都直下地震の脅威→
先ほどまとめて お見せしましたが→
もう一回 出ますかね。
はい。
先ほど
いっぱい出てたやつですか。
出ました。
この中で 地震洪水って→
これ何だかお分かりになりますか。
地震洪水…。
これ だから 雨が降ったりとか
してない状態でってことですよね。
地震で堤防が崩れて起こる
洪水のことなんです。
東京にもね ゼロメートル地帯って
ありますからね。
内閣府の想定では ほとんど
触れられていなかったんですが→
その後の研究で
地震洪水は起こりうる→
そして ひとたび起きたら
大変な被害が出るということが→
分かってきました。 皆さんに
お見せするのが この地図。
これは 水面からの高さを
示した地図で→
青い色が濃いほど

低い場所であることを→
示しています。
江戸川区とか[外:956977F3BFB97EB3B8A018FC65FD5AA6]飾区は→
すごく濃いですよね 色が。
はい。 この辺が→
今 テリーさん おっしゃった
ゼロメートル地帯。
満潮の時の海面より低い場所を
ゼロメートル地帯と呼びます。
そして これが荒川です。
この荒川の両側には堤防が築かれていますよね。
でも この堤防の外→
こういう所に人が暮らしていて→
そこは
川の水面よりも低いんです。
だから ひとたび
この堤防が崩れたら 川の水が…。
全部 住宅の方に…。
日頃から この堤防が 暮らしを→
守ってくれてるってことに
なるわけですよね。
うちの家族が
江東区の方にいるので。
昔 ゼロメートル地帯というふうに
いわれてたんで→
非常に心配ですね。
埋め立て地もいっぱいありますからね。
ゼロメートル地帯に暮らしている人が
現在176万人といわれています。
ちょっと見てみましょう。

はい。
これ見て下さい!
堤防が余震で崩壊したんです!
(土井)
もしも この堤防が決壊したら→
ゼロメートル地帯に
一気に水が流れ込みます。
水面より2mも低い土地が
広がっています。
2mって それじゃ…。