2019/12/07(土) 19:30〜20:15 ブラタモリ「花巻〜花巻はなぜ宮沢賢治を生んだ?〜」[解][字]


へえ~!
(小田桐)こちらは…
そう。 謎の鉄道の正体はSLではなく電車!
奥羽山脈沿いにある温泉街と
市街地を結んだ 花巻電鉄です。
実は これ
東北で最初に走った電車なんです。
車体が細いのは
もともとあった県道の一部を借りて→
鉄道を敷いたため。
「馬面電車」と呼ばれて花巻市民に親しまれ→
賢治も よく利用していました。

(小田桐)実は 先ほど見た「銀河鉄道の夜」の記述には→
続きがあります。
どうでしょう。「アルコールか電気だらう。→
カムパネルラが云ひました」。
はい。
(小田桐)また「銀河鉄道の夜」の中には
こういう表現もあります。
う~ん。
「ずうっと前の方で」。
「硝子の笛のやうなものが鳴りました。→
汽車はもうしづかにうごいてゐたのです」。
タモリさん もし銀河鉄道がSLだったら
蒸気機関で動いていたら→
静かに動いてるって…。
んなことはないですね。
そんなことはないですね。
どういう感じですかね?
汽車は…


女子 男子!?(笑い声)
そういう感じなんですか。
だから 静かには動かないですよね。
(大島)迫力があるわけですか。
迫力あるんです。
賢治の気分になって
特別に乗せてもらいましょう!
失礼します。
おお~。
天井も低い。
そうですね。
天井に手が届きそうなぐらい。
狭いよね やっぱり。そうですね 椅子も結構… 狭いですね。
相手との距離 これぐらいになるね。
前に立ったら もう結構キツキツな感じですね。
立たれても嫌だし 立つのも嫌だ。
ちょっと これも なんか近い…。
近いよね これな。 この距離だもん。
…と思うんですけど いかがですか?そうですね。
(小田桐)きっと そうだと思います。
相当好きだったんだね。
農業もね。
面白い人だよね 賢治さんは。
(大島)乗り鉄ですし。
分かりました。だんだんと人物像が分かってきましたね。
2つのSLと 東北で初めての電車。
新しい時代を先取りした鉄道の町 花巻だったからこそ→
世にも不思議な銀河鉄道を
生み出せたのかもしれませんね。
♪♪~

続いて タモリさん町の中心部へ戻ってきました。
ここには
晩年の賢治がつくった→
貴重なものが残っているんです。
いっぱい咲いてますよ。お花 きれいですね。
(大島)そうですね。
カラフル。
海外から球根とか取り寄せて。
花壇の設計。はい。 花壇設計も行ってるんです。
(タモリ 林田)へえ~。
実は 晩年の賢治は花巻温泉や病院など→
公共施設に花壇を
つくっていたんです。
そのほとんどは失われていますが→
ここは 賢治が実際に設計をした花壇が残っています。
花壇になるっていうのが不思議だよね。
一番最後のとこで。うん。
(大島)あぁ 最後…。
当時はね。まさにです。
ないです。
あっ そうなんですね。
です。
あ~ やっぱ…
まあ 新しいもの
どんどん どんどん目指して→
周りは多少ついてこなくても
例えば 花とかも…。
周り 確かに ついてこないよね。
(笑い声)
お花 売っても

売れなかったと言われてますし。あ そうですか。
新しいもの好きだったんだ。
こう回ってきたら花巻ならではというのは分かりますね。
石の件もそうだし→
新しいものが入ってきてる電車もそうだしね。
全て新しいもの… いや→
新しいもの好きというイメージはなかったですね 今までね。
宮沢賢治はね。
(大島)はいはい…。
地質 お好きじゃないですか タモリさん。