2019/12/07(土) 23:00〜23:30 SONGS「中山美穂 デビュー35年目の再スタート」[字]

♪♪~
「SONGS」 中山美穂。
今から20年前 日本の歌謡界を席けんした女性シンガーが→
今年 音楽活動を再開した。
ドンピシャですから。
私の青春時代の半分以上は この人を
見てたんじゃないかなっていうぐらい。
「WAKU WAKUさせて」 あれもいいんですよ。
「な・ま・い・き盛り」っていうね。
でも ほんとに「な・ま・い・き盛り」を
見るためだけに 1週間 過ごしてたな 俺。
♪♪「DOKI DOKIさせてよ
ウーウーウーウー ハア」みたいな。
(スタッフの笑い)
収録するんですか?スタジオで 収録なさるの?
これは 何かもう いじめだね。
(スタッフの笑い)
多くの人々の心を魅了し 一世を風靡した
名曲を 中山美穂が 今夜再び披露する。
更に 歌手として忘れることができない
大切な場所を訪ね 赤裸々に思いを語る。
デビューから 35年。
なぜ 今 再び 音楽活動を始めたのか?
心に秘めてきた 歌にかける情熱を届ける。
東京・中野。
この日 中山は 20年ぶりに
このコンサートホールを訪ねた。
何度も 足を踏み入れた楽屋。
しばらく 訪れないうちに改装されていた。
あっ 何か こんな気がする


こんな気がする。
全然 きれいになってるような気がする。
だ~ん…。
実は
この中野サンプラザのステージには→
忘れることができない デビュー当時の
大切な思い出が刻まれている。
1985年 芸能界に憧れていた少女は→
原宿でスカウトされ14歳の時に 青春ドラマに出演。
話題を呼んだ。
それから僅か5か月後に レコードデビュー。
愛称は ミポリン。
アイドル歌手としても 脚光を浴びる。
♪♪「どうせ私 そうよ生意気」
15歳とは思えない大人びたルックスと甘い歌声で→
男性ファンの心を わしづかみにした。
♪♪~
♪♪~
更に この化粧品のCMソングがスマッシュヒット。
それまでとは違う
清楚なイメージをもつ この歌とともに→
彼女の存在は
お茶の間に浸透していった。
歌手になりたいと思ったのは
もう純粋に→
子供のころに 華やかだったテレビの世界で
歌ってらっしゃる歌手の方を見て→
ああ あの世界に行ってみたいなと
思ったのが 最初です。
ほんとに ある日 突然


知名度が上がってしまったんですよ。
寝て起きたら 有名になってたという
感じだったんですね 私。
それは まあ
あるドラマだったんですけども→
ドラマの1回目の放送で→
そのころ 私 自分で電車に乗って現場に通ってたんですけど→
その放送日の次の日から 電車に乗れなく
なっちゃうぐらいだったんですよ。
もう その知名度が上がった瞬間から
もう バ~ッと→
アイドル時代ずっと突っ走ってたっていう
感じになっちゃったんで→
実感が そんなに なかったというか。
アイドル歌手として ヒットを連発するも全く実感がわかない。
目まぐるしい芸能活動の中で→
誰に歌を届けているのか分からない日々が続いた。
♪♪~
そんな中 迎えた 中野サンプラザでの初めてのコンサート。
デビューから 2年目の春のことだった。
♪♪~
2,000人のファンが
自分の歌を待っていてくれた。
♪♪~
初めて歌うことの意味が分かった気がした。
♪♪~
実は デビューして売れなかったら→
潔く すぐ やめようと
思ってたんですよ 私。
だけど ここまで これたから

もう じゃあ 頑張ろうと思って→
それから どんどん うれしいのと同時に
音楽が楽しくなっていきましたから→
お客さんも私も 一緒に成長していく
みたいな感じだったですね。
(手をたたく音)
すっごい 広い。
こんなところで 一番 最初やっちゃった
なんて すごいですね 今 考えると。
歌手であることの喜びを