2019/12/08(日) 21:00〜21:50 NHKスペシャル シリーズ 体感 首都直下地震「災害に耐える社会へ」[字]
例えば賃貸で住んでおられる方
その街のことを
将来どうしようとか
あまり考えておられないと
思うんです。
小野≫マンションに関することは
このあとやりますから
待っていてくださいね。
新浪≫私はいわゆる共同体っていうんですけどね。
共助、共に助けると
書くんですが
その意識があるんだと思います。
実は日本全国すごく少なくなってきていて
本当にバブル以降
共助が少なくなっています。
自分たちでやろうというのが
すごく少なくなってきた。
それが実態です。
小野≫こういう地図をお見せしているので
もしかしたら地震のとき
火災で我が家はどうなるのと思ってらっしゃるかもしれません。
テレビをご覧の皆さん。
こういう地図がNHKの「体感・首都直下地震ウイーク」
ホームページから
ご覧いただけます。
画面左下に
QRコードが出ておりますが
ここからアクセスできます。
ただ、つながりにくいときもあるかもしれませんので
タイミングをみて試してください。
みんなで備える方法。みんなで地震に挑む方法。
実は、こんなやり方もあるんです。
≫古い木造住宅が並ぶ葛飾区の青戸地区。
火災が全域に広がると
想定されていますが
一人暮らしの高齢者も多く
拡幅や建て替えの話し合いは難しい地域でした。
そこで
住民たちが協力を仰いだのが
近所のマンション。
≫災害時には、マンションの
エントランスや共用廊下を
一時的な避難場所として
開放する取り決めを
交わしたのです。
≫この取り決めは
実は、マンション側にもメリットがあります。
マンションが地域住民を受け入れ
行政から避難場所として認定されると
災害時に、水や食料が
優先的に供給されるのです。
地域の住民とマンション
そして、行政が手を結ぶ
防災三者協定という仕組みです
小野≫いかがでしょうか?テリー≫最高ですね。
中林≫マンションは
特に鉄筋コンクリートで
耐火構造ですから
火災にも強いんですけど
密集していて
避難場所まで遠いという人が最後に逃げ込む場所であったり。
火事が収まったあとに
避難所に入りきれない人がこういうところで
生活することも含めて
避難場所兼避難所として近くにあるということが
すごく大事なことなんですね。
これは、実は水害にも役に立つんです。
水害のとき、避難ビルとして
区が認定して、いろいろ備蓄品を置かせてもらってるんです。
小野≫マンション暮らしの
人からすると、どうなんでしょう。
テリー≫いいんじゃないですか。
僕、江東区に住んでいたことがあるんです。
そこは古い住民の方と
新しく高層マンションができて
分かれているんですよ。
でも、あそこも水害の可能性もあるので
こういうのがあると。
あと、もう1つお願いしたいと思ったのは
マンションの前に水害時には
避難できますというのがあると
入りやすいですよね。
小野≫でも小芝さんがおっしゃったように
マンションの中だけでも
人づきあいがないのにという。
中林≫でも、こういう話があって
このマンションは理事会として
これを受けるかどうか
話し合うんです。
そのことがきっかけになって
知らなかった人まで話し合える。
まさに運命共同体なんです。
マンションが孤立してもだめだし
地域の人と
一緒になろうということで
運命共同体。
先ほど新浪さんが共働は共に働くとね。
井上≫中林さんがおっしゃった
運命共同体。
生かされたケースは