2019/12/08(日) 21:00〜21:50 NHKスペシャル シリーズ 体感 首都直下地震「災害に耐える社会へ」[字]
同じことが起きたらと考えました。
夫は職場で私は小さい命を
2つも守らなければいけない。
もっと調べて
準備しようと思いました」と
20代の女性から
いただきました。
もう1つ、いきます。
「企業で防災担当をしています。
これまでかなり勉強していて
会社としても個人としても
かなり準備をしてきましたが
予想を超える被害の大きさに
生き残れるか
自信がなくなりました」。
小野≫もう一度、被災ツリーを
ご覧いただきましょう。
ひとたび首都直下地震が
発生すると
こんなにも大きな被害の連鎖が
起きます。
それは、一体なぜなのか。
本当は皆さんもう1週間ご覧になって
すっかりお分かりだと思います。
被災ツリーの文言には出ていませんが
これらすべての大前提
ベース、下敷きになっている
あることがありますよね。
そうです、今浮かんだ4文字一極集中です。
≫東京一極集中が引き起こす
被害は、多岐にわたります。
人が集中して動けなくなり
折り重なって倒れる、群衆雪崩。
東京の人口に対して
避難所の数が足りず
物資や食料も
すぐに枯渇するといわれています。
さらに、官庁や大企業の本社など
日本の中枢が被害を受けると
指揮系統が混乱し、対策が
遅れることが懸念されています。
(江口)俺たちは、東京に
一極集中するのをやめなかった。
誰にも止められないパニックだ。
小野≫ツイートにもきています。
東京一極集中こそが
解決するべき問題。
分散した強じんな国家を
つくらなければならない。
そして、首都一極集中の対策は
すぐにしないと。
政府の主導が必要だという声も
きています。
これ、どうお考えになりますか。
テリー≫僕、一極集中は魅力があると思うんですよ。
例えば、僕は
テレビの仕事をしていますよね。
そうするとテレビの仕事にも
予算が使える
そして、いろんな人と
会うことによって
向上心も伸びてくるし
いいエンターテインメントの部分ができますよね。
小野≫小芝さんは
関西ご出身ですよね。
私も広島なんですけど
東京に集まってくる気持ちは…。
小芝≫夢とか、お仕事の関係で
東京に憧れている方ももちろんいらっしゃいますし
私もこのお仕事がしたくて
来ていて。
地方に引っ越すとなっても
不便になってくるので
どうしても、こういうことを
学べば学ぶほど
離れたほうがいいって
分かってはいるんですけど
どうしても
それができない状況なので。
小野≫これは
どう考えたらいいのか
なかなか進まないといわれている
東京の一極集中。
ただ、徐々にこれを変えよう
という動きも出てきています。
≫首都直下地震を見据えて
地方への移転を進めた企業があります。
東京を拠点とする
外資系の保険会社です。
8年前
東日本大震災をきっかけに
東京に集中していた組織体制を
見直しました。
≫そこで踏み切ったのが
札幌への本社機能の一部移転でした。
全国65か所の都市を選定し
災害リスクを分析。
総合的にリスクが低いと
判断した札幌に
保険金の支払い審査や