2019/12/09(月) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]
幕引きを図りたく
結局、会期延長は
否決されました。
だったらと、野党側は
国会閉会中でも審議を行える
閉会中審査の
手続きを行ったのです。
この日、与野党が
何度も話し合った結果
閉会中に
内閣委員会の理事会を開き
野党側の質問に事務方が答える
ということで合意しました。
野党側としては、最後の最後まで
検討した内閣不信任案の提出は
見送りました。
渡辺≫桜を見る会で揺れました今回の臨時国会ですが
秋の11月からは国会は
桜の季節でした。
伊藤≫季節外れの
桜の満開という感じでしたね。
渡辺≫本当に国民のもやもやは
消えたのか説明責任を果たしたといえるのか
政治ジャーナリストの
伊藤惇夫さんのお話を
伺っていこうと思います。
与党は、当面乗り切ったと考えているようですが
この認識、伊藤さん
どうお考えですか?
伊藤≫過去、森友の問題
加計学園の問題を乗り切ったと
うやむやのまま終わって
いつの間にか風化していった
というケースがありますから
恐らく与党側や政権はその再来を、ある意味
期待しているのかなという
感じがしますが
この国会を振り返ってみると
桜を見る会一色になってしまって
実は、日米貿易交渉の問題や
あるいは憲法改正の
議論というのは
ほとんど行われなかった
じゃあ、一義的に
誰の責任かというと
さまざま挙げられた
疑問や疑惑に対する
政権与党側の対応
つまり、後ろ向きの対応。
それがここまで問題を
大きくして、長引かせた最大の要因ではないかと
思いますね。
渡辺≫さまざまある疑惑の点ですが
ポイントをもう1回
林さん、整理しておきましょう。
林≫そもそも
桜を見る会の議論が
注目されたのは
今年の桜を見る会に
安倍総理の後援会関係者を
招待したとして
野党が追及したことから
始まりました。
追及1
招待枠についてです。
問題となったのは
桜を見る会の招待枠について。
総理や与党などの
招待枠の存在を
国会の答弁の中で、菅官房長官も
認めました。更に、私人である
昭恵夫人の推薦があったことも
明らかになりました。
追及2、前夜祭の会費です。
総理の後援会は桜を見る会の前日には
都内の観光などをして
そのあとに
前夜祭を実施していました。
その前夜祭野党は疑惑の対象としました。
夕食会の会費は5000円。
それが安すぎる。
不足分を事務所が
負担しているのでは?などと
追及されました。
こうした疑問が浮上する中政府は、来年の桜を見る会の
中止を決定したわけですね。
その後もなぜ招待者名簿が残っていないかなどの
追及が続きました。
追及3です。その招待者名簿は5月9日
共産党の議員が
資料請求をした同じ日
その日に、シュレッダーで
廃棄されていたことが
分かりました。
そして、バックアップデータも一定期間後に
削除されているため
復元できないとしています。
追及4、ジャパンライフ。
そして、野党側は
オーナー商法を展開して