2019/12/11(水) 00:35〜01:30 NHKスペシャル シリーズ 体感 首都直下地震「終わりの見えない被災」[字][再]

(悲鳴)
「揺れています。 スタジオが
大きく激しく揺れています」。
首都直下地震が起きた時→
私たちはどんな事態に直面するのか。
ドラマ「パラレル東京」では→
発災後の4日間を時系列で伝えてきました。
火災旋風や群衆雪崩などの
知られざる脅威。
2万3,000人が亡くなる
過酷な現実が見えてきました。
しかし
それで終わりではありません。
専門家たちが注目するのは
1週間 1か月 1年と→
終わりなく続く被災の連鎖です。
今回 さまざまな分野の研究者たちが一堂に会し→
首都直下地震によって
起こりうる被害を洗い出しました。
首都直下地震後の未来予想図
「被災ツリー」。
時間の経過とともに
被害が次々と連鎖。
命や暮らしが
危機にさらされ続けるのです。
停電や断水など
複数の要因が重なって起きる→
病院の機能停止。
一度は助かった7,000人以上が→
治療を受けられず


亡くなるおそれがあることが→
分かりました。
更に 影響は全国にも拡大。
最新のシミュレーションから→
国内のペットボトルの水が2週間以内に底をつき→
多くの命が脅かされる可能性も
見えてきました。
被災の連鎖は長期にわたり
その影響は→
私たちの社会を
根底から揺るがします。
「このままいけば 日本は滅びる」。
発災から1年後には日本を見限った企業が→
次々と海外に移転。
産業や経済が急速に衰退するおそれも。
首都機能が麻痺することで→
日本全体がかつてない危機に陥るのです。
首都直下地震がもたらす
終わりの見えない被災。
その全貌に迫ります。
首都直下地震に襲われたらどうなるのか。
本当に
地震が起きたつもりになって→
体感して頂くシリーズ。
架空のパラレル東京では→
月曜日の
午後4時4分に地震が発生。
今日で6日目を迎えています。
ドラマでキャスターを熱演した小芝風花さんに→
今日から加わって頂きます。


お願いします。
(小野)
4日間を生き延びた倉石美香があのあと どうなるのか→
どんな日本を見ることになるのか
って想像してご覧になりました?
想像しようにも
あの4日間だけでも→
火災旋風だったり
群衆雪崩だったり→
初めて聞く災害が多くて。
この4日間だけでもこんなに いろいろ起こるのに→
この先って考えたら また知らない
災害も出てくるでしょうし→
それこそ食料だったり
お水の問題だったりというのが→
もう見えなさすぎて 怖いです。
そうですよね。
ドラマは国の被害想定 そして
最新の研究に基づいて→
地震発生の4日目までを
描きました。
その地震というのが…。
マグニチュード7クラスの→
大地震が冬の夕方
東京に襲いかかりました。
そして こうなります。
死者が2万3,000人。
重傷者も2万1,000人。
家屋の全壊は17万5,000棟。
そして 火災などで

焼失する家屋などは→
41万2,000棟にも上るんですね。
そして 今日はドラマでは描かれなかった→
1週間後 1か月後 1年後
10年後を見ていきます。
そのために 実は今日 皆さんに
初めてお見せするものがあります。
こちら。
番組の冒頭でもチラッと出てきましたけども→
被災ツリーです。