2019/12/11(水) 00:35〜01:30 NHKスペシャル シリーズ 体感 首都直下地震「終わりの見えない被災」[字][再]
ドラマの中でも2回 大きな揺れ→
震度6強程度ありましたよね。
ですので やっぱり そこは→
想像しておかないと
いけないのかなと感じますね。
基準をクリアしてたとしても
壊れる可能性は高いんですか。
(井上)状況によってはありますね。
(小野)こりゃ 大変ですね。
だから 基本的には
マンションというか 集合住宅は→
やっぱり みんな 立場が違ったり
条件が違う人が→
たくさん住んでいるので 特に
財布の中が全然違うわけですよね。
お金のある人は
建て替えてと言われるけど→
お金のない人は とても
建て替えはできないので→
修繕したいということで
どうしても意見が→
分かれてしまうんですよね。
だから その合意を→
どうとるかという。
そういうことで言うと→
阪神の時も こういうケース
多かったんですけど→
東京は もっと大変。 1つは
高齢化が すごく進んでいるので→
お年寄りが 建て替えなんて
とても そんなことは→
考えたくないということで。
(テリー)年金暮らしですからね。
それから もう一つはね
コミュニティが すごく弱く→
この10年間で弱くなっていて→
もう自治会がないマンションだってある。
だから
コミュニティがないところで→
いくら議論しても
なかなか合意形成 とれないので。
そもそも 集まるだけでも
大変なんじゃないですか。
(井上)なかなか
難しさはあるんですけれども。
空き家が多いって
言われてましたもんね。
外国人の方がオーナーの方は
それこそ帰っちゃうでしょ。
そうしたら その辺も どうやって
コンタクト取っていいか。
合意を事前にしておく。
何かあったら解体ねとか何かあったら修繕ねとか→
決めておくのに…。
理想は そうですね。
(井上)そうですね
事前の合意ですけれども→
これ マンション
解体 建て替えをするには→
住民の5分の4の合意が
必要なんですよね。
全員集まらなくても 5分の4なら
集まれるというのも→
また難しいでしょうね。
だから 私 もう極端な話→
東京が廃虚になっちゃう
っていう可能性だって→
十分ありうると思うんですよね。
次々にこんな住みにくい所って言って→
出ていくということが重なって。
(小野)テリーさん 東京がふるさとじゃないんですか。
そうですね。 いや でも日本人は
どっか パワーを持っているので→
このつらい状況の中で
どういうふうに そこでね→
頑張るってことが ものすごい
大切だと思うんですけども→
とはいっても 精神的に それのね
ファイティングポーズを→
とっていられるのか
そこだと思うんですよね。
仕事もなくなってくる 経済も
厳しくなってくる状況の中で→
どうなってんのかなと…。
事前の話し合い どうやってやったものかということは→
実は この問題に関しては→
備えるヒントを 明日ご紹介しようとしてまして→
明日も引き続き
話し合いたいと思っております。
ここまで 私たちに降りかかる
被災の連鎖 見てきましたが→
被災ツリーの時間を
1年後 そして10年後に→
進めてみたいと思います。
命の危機が暮らしの危機になり→
そして今度は 日本社会全体の
危機へと広がっていきます。
「すさまじい大暴落だ。
東日本大震災の時の比じゃない。→
このままいけば 日本は滅びる」。