2019/12/11(水) 00:35〜01:30 NHKスペシャル シリーズ 体感 首都直下地震「終わりの見えない被災」[字][再]


そういう暮らしに→
ものすごくストレスが
たまりそうだなと思って。→
「ストレス増大」っていうのも
そこに書いてありますよね。→
そしたら
何につながっていくんですか。→
「睡眠障害」。
(テリー)そうなると体力なくなるから→
今度はインフルエンザに
かかりやすい。→
特に今 12月ということなんでね。

(小野)あっ そうだ そして→
その ウイルスや
感染症で言うと→
「誤嚥性肺炎」っていうのも
気になるんですけど。
これも 歯磨きが
なかなか できなくなると→
口内環境が悪化して
細菌が入りやすくなる。
そうすると 「誤嚥性肺炎」。
特にお年寄りの方はね→
注意が必要になってきますよね。
(小野)口の中の健康。
だから もう 震災になると
怖いんじゃなくて→
震災があると
本当に地獄ですよね。
そこの意識を すごく


持つの大切だと思いますね。
地震直後の
こういう話を聞くと→
ものすごく絶望が高まっていく
気がするんですけど→
これは やっぱり 備えが
ぜい弱だからなんですかね。
だから まずは 何が起きるか
ってことを よく考えて→
1つのリスクの大きさを
分かった上で→
じゃあ それをどう防ぐか
というところで→
次の答えが見いだせると思うので。
まずは 何が大変かを分かるということを→
考えとかないといけないし。
被災ツリーをもう一回見ましょう。
被災ツリー 今
発災1週間のところで→
浮かび上がってきたのは
いわば命の危機でしたよね。
1か月後に進めると
「風評被害」に「仮設住宅不足」→
「コミュニティの崩壊」
「震災関連死」→
そして 「外国人観光客の減少」
などなどありますが→
「仮設住宅の不足」。
(井上)ありますね まさに→
これは住まいの危機ですよね。

1か月後には電気ですとか水道→
携帯電話というのは ほとんど
復旧してくるんですけれど→
ここで 被災ツリーには
「住む場所がない」。
こちらのキーワードが
出てきました。
「住宅難民」というのが
出てくるんです。
どうなっちゃうんですか? これ。
見ていきましょう。
都市の防災を研究する
佐藤慶一教授です。
仮設住宅や賃貸住宅の
不足状況を調査し→
シミュレーションを行いました。
首都直下地震では 自宅が全壊や半壊となった595万人が→
住む場所を失う可能性があります。
そのうち140万人は親戚や知人を頼ることができます。
78万人は 賃貸住宅を
みなし仮設として利用。
12万人は プレハブの仮設住宅に
入居するなど→
半数以上は住宅を確保できます。
その一方で 188万人が→
住む場所のない
住宅難民となるのです。
特に 木造住宅が密集する
大田区や足立区 江戸川区では→
それぞれ10万人以上に

上ることが分かりました。
住まいを確保できない人は
公園でのテント生活や→
壊れた自宅での生活を強いられる
と佐藤教授は見ています。
住宅難民を
更に増やしかねない→
別の要因も見えてきました。
プレハブ仮設の生産工場や輸送ルートの被災です。
この会社で生産できるのは