2019/12/14(土) 08:15〜09:00 チコちゃんに叱られる!「“1日3食の秘密”“裏声のなぞ”“銭湯の富士山”他」[字][再]


富士五湖在住だった!
富士五湖 5つもあるで

あんた それ。
うわぁ~ んん… 残念!
おしかった?
今こそ 全ての日本国民に問います。
富士山を見ながら さっぱりされた方々に聞いてみました。
えっ ほんと?
なぜ銭湯に富士山の絵が多いのかも知らずに→
子どもの頃 女風呂に入ったのに
どうしても思い出せないと嘆く→
おとうさん… 早く寝て下さい。
しかし チコちゃんは知っています。
銭湯に富士山の絵が多いのは…→
最初に銭湯に絵を描いた人が静岡県民だったから~!
えっ 正解じゃないの?
かすった! チコってんちゃう? 今。
富士五湖!
へえ~。え~!
岡村ぁ~。


厳しい!
さすがチコちゃん!
あっ 好きですよ。
詳しく教えて下さるのは
庶民文化研究家として→
長く銭湯の研究をしてきた…
(町田)東京の千代田区の神田にあった→
「キカイ湯」さんなんです。
当時の銭湯の床や壁は 板張りで質素。
殺風景で地味なものでした。
そこで 白羽の矢が立ったのが…。
油絵の画家として活動していた
川越広四郎さんが→
依頼を受けて 銭湯に初めて
富士山の絵を描きました。
最初に描いた富士山の絵は
残っていませんが→
川越さんが銭湯に描いた
別の絵の写真が残っています。
それが こちら。
海から打ちつける波の奥には→
雄大な富士山が
描かれています。
では…
(町田)生まれ育ったふるさとの富士山の絵を描いたわけです。→
相当 思い入れがあったんだと思います。
こうして殺風景だった銭湯の風呂は→
川越さんの富士山の絵のおかげで
華やかになりました。
キカイ湯は大繁盛となり→

他の銭湯も こぞって富士山の絵を描くようになったのです。
そんな銭湯の富士山は どのようにして
描かれているのでしょうか?
こちらは 中島盛夫さん。
全国に数名しかいない銭湯絵師の一人。
現在 こちらの銭湯にある→
白糸の滝の奥に富士山が描かれている絵は→
もともと中島さんが制作したもの。
今回は…
上から描くんや。
いきなり絵の上に線を描く 中島さん。
銭湯の絵は
営業前の時間などに描くことも多く→
時間が限られているため
元の絵を消さずに→
上から描いていくのが当たり前。
銭湯の絵を描く際 使うペンキはたったの4色。
その4色を組み合わせて
色の濃淡をつけ→
立体感のある富士山を描いていきます。
続いて 中島さんが手にしているのはハケではなく…
もともと滝と森だった場所を
水色で大胆に塗り潰しています。
と ここで…。
(笑い)
ありがとうございます。
あっ 言った!
こうして
朝8時から作業すること5時間。
もともと白糸の滝が印象的だった

富士山は…。
湖に美しい逆さ富士を映す富士山へと
変貌を遂げました。
お見事!
ローラーで描いていたのは逆さ富士が反射する湖だったのです。
中島さん 今日の出来栄えは?
「子どもたちを楽しませたい」という思いから誕生した銭湯の絵。
今では さまざまな姿に変貌。
こちらのテーマパークのような街の上に→
宇宙が広がる壮大な絵には→
「子どもたちを楽しませたい」という思いが受け継がれています。
天井にも
子ども心をくすぐるイラストが満載。
更に大阪では…。
大阪城がタイルで描かれています。
そして なぜか…。
大阪とギリシャが入り交じる不思議な空間。
その意図を聞いてみると…。
さすが大阪。
ということで…