2019/12/15(日) 01:35〜02:36 クローズアップ現代+「追跡! ネットの闇 シリーズ アンコール放送!」[字]
誰もね 手を触れていないのに→
画面が勝手に動いて…。
えっ もう人がいないの?
いないんですよ。
え~!
一台の画面
よくよく見てみると これ→
「アイフォン チャージャー」と入力
これ 自動的にしています。
この映像の提供者によると→
これは特殊なプログラムを使って→
人間の代わりに 商品を
購入している様子なんだそうです。
じゃあ もう やらせレビューを
書く人を募集する必要すらないと。
もう オートメーションですね。
で これ 購入を終えるとポチッと。
そのあとは
スマホ 自動的に 今度は→
レビューを書き込み始めるんです。
あららららら すごい!
この仕組みで
スマホの数だけ→
レビューを量産できちゃう
というんですね。
すごいね。
まさに 工場ですね。
同様のシステムで→
大量のレビューを売っているという業者に→
出品者として接触しました。
これ 更に話を聞くと→
アマゾンが 怪しいレビューを
削除するというのは→
これ 織り込み済みだと
いうんですね。
何の役にも立たなくてもって
すごい開き直りですね。
随分 見くびられたものですよね。
消すスピードよりも 多く出せばいいんだっていう考え方ね。
レビューって 直接 商品を手に
取ることができない通販では→
信頼の基盤だと思うんですけど
それを揺るがす行為。
これ 本当に
憤りを感じるんですが→
宮田さんも 通販で失敗された
経験があるということですけど→
どういうふうに
捉えてらっしゃいますか?
価格の低いものだと まあ油断して
ついつい 踏んでしまいますが→
やはり じわじわと
イライラが来ますよね。
こんな時に やはり オンライン
ストアとかグルメとか→
旅行 ホテルの予約とかですね
サイトの質を高めるためには→
良質なレビューっていうのは
非常に不可欠なんですが→
アマゾンの質を後押しした…→
成長を後押ししたのはこのレビューデータの活用です。
普通の購買データであれば
どこにでもあるんですが→
彼らは コストをかけて
良質なレビューを収集すると。
それによって Aという商品を
買った人が Bもいいと感じると。
こういう顧客体験っていうのを→
データによって引き出してるんですよね。
インターネットが
登場する前からですね→
商品の取り引きには 常にフェイク
情報っていうのが入ってました。
「悪貨が良貨を駆逐する」。
こういう言葉が示すとおりですねフェイクレビューっていうのは→
コミュニティーの信頼に対する
破壊行為です。
アマゾンもですね 定期的に→
不正アカウントを削除するなどの対応をとってるんですが→
いたちごっこが続いてる
ということになりますね。
サイバーセキュリティーや
ネット犯罪を多く取材している→
斉藤記者にも聞きます。
このやらせレビュー→
どのくらい
広がってるんでしょうか?
今回 私たちの方で
世界14か国で販売している→
ある電化製品のレビューを
全て調べてみたんです。
すると 日本を含めてですね→
こちら 9か国のところでやらせが疑われる→
不正なレビューというのが
ついているのが分かったんです。
やらせ イコール 粗悪品とは
限らないんですけれども→
これだけ 世界中に
広がっていることが分かりました。
これって 違法じゃないんですか?