2019/12/15(日) 16:45〜17:24 ダーウィンが来た!「拡大版・野生ネコの世界!最強ハンターたちの戦略」[解][字][再]
アイベックスを 見事 しとめたんです。
ちょ ちょっと待った!
あ ヒゲじい やっぱり来ちゃいましたか。
そりゃそうでしょ!
こんな急斜面を落っこちたのに→
ユキヒョウは
大丈夫だったんですか?
いや そうなんですよ。 もう ただただ
驚くばかりですが大丈夫だったんですよ。
え~ 本当に?
はい。その証拠が3日後の こちらの映像。
しとめたアイベックスを
同じユキヒョウが→
食べに戻ってきたんです。
お~ ほうほうほう。
大きなケガをしているような様子は
ありませんでした。
へえ~ そうなんですか。
でもこれ どう見たって事故ですよね。
なのにケガもなく無事だったなんて
やっぱり信じられませんぞ。
確かに。 そこで
世界のネコ科動物研究の第一人者→
今泉忠明さんに映像を見てもらいました。
ほうほう。
(ヒゲじい)
はあ? 何度かやったことがある!?
はい。 ユキヒョウは
急斜面の狩りを熟知していて→
あえて崖の上から突進したと
今泉さんは言うんです。
この大ジャンプ。 これ…
ユキヒョウは転がり落ちながらも足から着地することで→
体へのダメージを最小限に抑えていた
というんですよ。なるほど。
でも この急斜面を落っこちたんですぞ。
ただじゃ済まないと思うんですがね。
はい。 今泉さんはユキヒョウが無事だった
理由は 他にもあるというんです。
へえ! 他にもって どんな?
その一つが 寒さを防ぐ もこもこの毛。
ユキヒョウの毛は長いところで
12cmもあります。ほう!
しかも その密度は
1cm四方あたり なんと4千本。
ちなみに人の髪の毛は2百本前後ですので
桁が違います。へえ~!
これが衝撃を和らげる
クッションにもなっているという訳です。
なるほど! 「毛が」あるから
「ケガ」しないってことか。
おっとっと… まあ そういうことです。
実はユキヒョウにとって 転落は 決して珍しいことじゃないのかもしれません。
急斜面を歩く こちらのユキヒョウも…。
あらららら! 落っこちた!はい。
およそ20m。
ビルの7階に相当する高さを→
真っ逆さまに落ちたんですが…。
あら? 歩いてますな。はい。
この時も ケガをしている様子すら
ありませんでした。へえ~ すごい!
毛のクッション以外にも 筋肉や骨格など
転落に強い体の構造が考えられますが→
調査はほとんどされておらず
詳しいことは分かりません。
深い山の中に暮らすユキヒョウ。
まだまだ謎が多いんです。
なるほどねえ。 私も
毛のクッションに守られておりますが→
こんなマネ できマネん。
なんて ハハハハ!
え え え え? 私を狙わないで!
第2章は 一撃必殺!ジャガーが巨大なワニを襲撃。
そしてチーターが
スピードだけじゃない→
驚きのハンティングを見せます!
♪♪~
生態系の頂点に君臨するビッグキャット。
一方 小さな野生ネコたちも世界各地で暮らしています。
こちらは
サビイロネコ。
世界最小の
野生ネコです。
こんなカワイイ姿ですが
れっきとした大人。
体長40cm
体重は1キロほどしかありません。
インド周辺の森が すみか。
獲物を見つけると…。
(鳴き声)
大ジャ~ンプ!
「今回は失敗しちゃった」。
アフリカ南部の草原地帯にも小さな野生ネコがいます。
体長40~50cmの アフリカ最小の
野生ネコです。
その名のとおり 足の裏が黒いんです。
小鳥を見つけました。
ジャンプ! 飛んでる鳥も狙うんです。
お見事!
南米最小の野生ネコは 森の中が すみか。