2019/12/15(日) 18:00〜18:30 猫のしっぽ カエルの手・選「山がくれた絆(きずな)」[字]


赤い実をつけたシロダモ。
クリスマスの飾りにピッタリ。

先の方が…。ちょっと…。
僕 写真撮るから
ゆっくり取って ゆっくり取って。
速すぎるんだよね いつも。
はい。
これ取ります。
(シャッター音)
(シャッター音)
それ 食べてみて。え~ おいしい?
ちょっと1個 1個。
食べてみる?
鳥さんの気分で。
鳥さん食べるんなら私たち食べてもいい。
苦い?
苦くないけど 全然うまくない。
(笑い)
見つけた! 見て。
わぁ~ やっとよね。


もう無いと思った。
結構たくさんあるよ。
このぐらい あったら…。
でも ちっこいな本当に。
いや かわいいのよ ちっちゃいの。
リュックの後ろに入れようか。
うん。
はい。
はい。
2人で たわいのない
会話をしながらの山歩き。
何気ない時間。
けれども ベニシアさんにとっては大切な時間。
♪♪~
ベニシアさんが正さんと出会ったのは18年前。
山岳写真家として
歩み始めたばかりの正さんは→
ちょっと無口な
9歳年下の青年だった。
ベニシアさんは 正さんと山歩きをして
山の魅力を始めて知った。
日本語の読み書きができない
ベニシアさんの文章を→
以心伝心で翻訳し
誰よりも美しく→
ベニシアさんを撮影してくれる
正さん。
今では公私ともに
掛けがえのないパートナーだ。
岩だよ こっから。

うん。 怖い 怖い。
転げ落ちないように 気をつけて。
フフフ。
歩き始めて40分。
この先が2人の一番のお気に入り。
景色いいね。
きょう 京都見えるよ。京都… あ ホント!
森を抜けて
大きな岩場に出る。
♪♪~
結構 見えるじゃん。ねっ。
薄曇りやのに。
ねっ。
ここは金毘羅山で唯一→
大原の里が一望に見渡せる場所。
今年も一緒に この景色を
眺める事ができた。
♪♪~
なんか飲みたい?
あなたのために作ったの。
ウフフフフ。
あ なんか柑橘系の味。
ゆずとショウガとハチミツ。うん うまい。
おいしい?
うん。
あ… おいしい。
♪♪~
パン。 バナナのパン。
おっ。
これ で パンだから

バター入れた。
いただきま~す。
これから先も ずっとこんなふうに→
結婚記念日を
祝っていけますように。
おいしいよ。
うん。 なんか力が出てきた。
おなかが減ってたし。
おいしいよね。 山登ったらしんどいけど。うん。
一番上へ行ったら めったに
見えない景色 見えるでしょ。
うん。
だから それが すごいご褒美みたいで。
ベニシアさん 山を登るように→
正さんとの人生を歩みたいと考えている。
♪♪~
♪♪~
ベニシアさんと景色を眺めた
金毘羅山の岩場。
正さんは ふだん