2019/12/15(日) 18:00〜18:30 猫のしっぽ カエルの手・選「山がくれた絆(きずな)」[字]
全く違うアプローチをしている。
あ! 吉田さん 木澤さん。
もう来てた?
きょうは 山仲間と
息子の悠仁くんと一緒に→
ロッククライミングの練習。
まずは 正さんが挑戦。
実は金毘羅山。
京都では ロッククライミングの名所として知られている。
特にこの岩場は
京都国体のコースにもなった場所。
垂直に近い岩場を
着実に登っていく正さん。
九州 長崎県で生まれ→
学校の先生からは 正ではなく悪と言われるほどヤンチャだった。
昆虫採集が好きで
野山を駆けまわっていた。
虫取りで自然の中に入るのに
自然の中は気持ちがいいとか→
自分に合っているというふうに
思うようになったんだと思います。
大学で油絵の勉強を
始めたものの→
自分の道ではないと気づき
2か月で中退。
その後 8か月にわたり
インド ネパールを放浪。
しかし 自分の生き方を
見つける事はできなかった。
帰国後 24歳で
京都にインド料理の店を開く。
今はオーナーになっているが→
当時は内装から料理まで一人で店を切り盛りしたと言う。
この店が 正さんとベニシアさんの
運命を決めた。
♪♪~
カレー屋をやって1年ぐらいたった時に→
振り返ったら 1年間
何してきただろうかとか→
振り返ったら 好きでやってる
山登りの事しか覚えてないんです。
山登りって1週間に
1回しか行かないのに→
あの時 何やったかなぁとか
思ったら→
山の思い出だけは思い出されて
休みの日に 山 行った時は→
すごい解放的な気分になれて
うれしくて→
山 行った時は
写真も撮ってたんですね→
それは記録のために。
その頃 店の客として出会ったのがベニシアさんだった。
正さんは ふと相談してみた。
「本当は山岳写真家の仕事をしたいんだ」と。
彼女が「営業した事あるの?」って
聞いて。
「え! 営業なんかした事ない」って
言ったら→
「あなたが どんな写真撮れるか
誰も知るわけないのに→
仕事が来るわけないやん」って
言われて。→
「まず営業じゃないの」って
言われて→
思いきって出版社に
営業に行ったんですよ。
そしたら仕事が すぐに来て
仕事は入るようになりましたね→
とりあえずは。
正の写真はコンテストに次々と入賞。
今では山岳写真家として
世界各国の山にアタック。
執筆もし
評価されている。
しかし正さんは 2年前
滑落事故に遭い→
生死をさまようほどの
大けがをした。
それでも山登りを
やめる事はなかった。
まぁ 山の中にいる事自体
好きなんですけど。
上がっていく時に
壁にふさがれて→
それで それを越えて
向こうの扉が開くというか→
それの繰り返しだったんですけど。
その扉が開くのが面白くて→
けがをしたから 途端にやめるとか
そんなのないですね。
山に登りながら
人生の壁を越えてきた。
息子の悠仁くんは
そんな父の姿を見て育った。
どうもありがとうございます。
悠仁 登れるかな?
え! 絶対やるの俺?
小さい時から何度も二人で山に入った。
けれども ロッククライミングは手ごわい。