♪♪~(テーマ音楽)
♪♪~
いや~ 今朝ね→
包丁がね 送られてきたんですよ。
ええっ!?
何十年も通ってた
食堂の おやじさんが→
愛用していた
包丁なんですけどね→
「もう年だから」って
田舎に帰っちゃったんですよ。
「いや~ おやじさんの料理→
もう一度 食べたいな」って言ったらね→
これね 手紙が来ちゃってね。
「じゃあ あんた思い出して作ってごらん」なんてね→
送ってきたんですけど…。
なるほど。
いや こりゃ困ったな。
腕に自信ないしな…。
でも せっかく
包丁 頂いたんですから→
頑張れば できますよ~。
そうかな~。
大阪のシンボル 通天閣。
そのすぐ近くに和包丁の専門店があります。
店主は 和包丁に心を奪われ
店を開くまでになったといいます。
カナダ人の…
まあ 切れ味は鋼の方が入ります。
和包丁の魅力を伝えて
13年になりました。
にんじんを 堺の包丁で
一回 使ってみて下さい。
気を付けて 指先注意。
すっごい切りやすい!
あっ 本当 すごい。 すばらしい。
初めて 和包丁の切れ味を見せてもらって→
いや~ これ すばらしいものと
思って。→
最近 結構
海外のお客さんが増えて→
海外も
その食生活も変わりました。→
もっと和食が いっぱい増えて
みんな もっと 細かく切りたい。→
もっと きれいに切りたい。
包丁だったら 絶対日本製じゃないと駄目です。
ユネスコの無形文化遺産に登録され→
繊細さとヘルシーさが世界的なブームになっている和食。
その味と美しさを引き出すのは
和包丁。
ここ数年 海外への輸出は→
右肩上がりに増え続けています。
今日は 世界が注目する
和包丁を ご紹介します。
和包丁が広まったのは 江戸時代。
日本刀などの優れた技術を受け継ぎ→
豊かな食文化とともに
発展しました。
大阪・堺の包丁問屋です。
堺は鉄砲作りが盛んだった土地柄→
高度な技術を持った
鍛冶職人によって→
上質な和包丁が作られてきました。
堺は 今も料理人憧れの刃物の生産地。
日本料理の職人の多くが
堺の和包丁を使っています。
和包丁は 食材や料理に合わせ
細分化されてきました。
その種類は 50を超えます。
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魚をさばくための出刃包丁。
これは 堺が発祥の地です。
江戸時代 腕のいい 出っ歯の
鍛冶職人が作った事から→
名付けられたといいます。
多くの和包丁は片側だけに刃を付けた 片刃包丁。
食材に対し 鋭く刃が入り→
究極の切れ味を生み出します。
そして 性質の違う
2つの鉄を使い→
独特の方法で作られています。
こちら側が 軟らかい鉄。
裏っ側が 硬い鋼になっています。
これが こういう具合に合わせという技術で→
こういう具合に作られています。→
軟らかい鉄と 硬い鋼を→
2層構造で
融合させる事によって→
非常に強くて
鋭利な包丁が出来ます。
和包丁 1つ目の壺は→
「切れ味を生む硬くて軟らかい刃」。
創業 明治5年の
刃物の鍛造所です。
五代目の鍛冶職人 水野 淳さん。
伝統の技を受け継ぎ 日本刀や和包丁を作り続けています。
和包丁に使う 2種類の鉄。
炭素の含有量によって硬さが違います。
刃となる鋼は 炭素を