2019/12/16(月) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]
可能性のほうが
高いということですか。
辺≫ただこのビーガン特別代表が
次期国務副部長官。
今回、文在寅大統領と会いましたよね。
1年3か月ぶりに。
ということは、何かトランプ大統領の親書を
持参している。
親書の中身、あるいはビーガン特別代表の中の
かばんの中身をきっちり説明し
これに対して
北に受け入れるべきだという形で
アドバイスをすれば
まだその可能性はあるんですけど
問題な南北の間に
チャネルがないというか
信頼関係がない。今、そういうアドバイスを
届ける状況じゃないということで
厳しいんじゃないかと
思います。
渡辺≫モニターにありますが
今年の米朝関係の非核化をめぐる
主な動きです。こうやって見ていきますと
2月のハノイにしても
6月のパンムンジョムにしても
ずっと遠い昔のような印象さえ
してくるんですが
全く様相が変わりました。
北は、とにかく決裂して
年末が期限だということを
一方的に
言い始めていて、フリップでも
お分かりいただけるように
特に今月に入ってから
赤が北朝鮮側の発言
ブルーはアメリカ側の
発言なんですが
朝鮮労働党が今月下旬に
会議を開き
重大な問題を決定する。
あるいは、その前ですが
クリスマスプレゼント
何を選ぶかは
アメリカの決心に
かかっていると
挑発しているんですが
辺さん、重大な問題というのは何を意味していると
考えていらっしゃいますか。
辺≫これは、去年4月に北朝鮮が
中央委員総会を開いて
戦略的な
重大な決断を下したんですね。
それは何かというと
アメリカに対して
北朝鮮が善意の措置として
一方的に核実験と
ICBMの発射の
中止を宣言したんですね。
ところが1年8か月経っても
依然として
見返りが与えられない。
それに対するいら立ちがあって
恐らく、その中止の撤回を中央委員総会で宣言をし
そしてクリスマスの日に
アメリカのほうから
北朝鮮が求めているような
画期的な提案がない限りは
何かそれを発表するとか
行動に移す可能性が
非常に高いんじゃないかと
思いますね。
渡辺≫特に
重大な実験が行われて
2回行われているわけですね。
これも何か、やはりミサイルに絡む
燃焼実験という情報も
ありますけれども
そういった動きなんでしょうか。
辺≫実験、試験が行われた場所が
過去、この人工衛星と称する
ロケットが
3回発射された場所なんですね。
ですから、衛星と称するロケットの発射も
考えられます。
ただ、通常言われているような
ICBM「火星12」とか
「火星14」とか「火星15」。
これは北朝鮮
いまだかつて12月に
この種のICBMを
発射した形跡が
一度もないんですね。
ですけど、人工衛星に限っては過去に
1回やっているんです。
人工衛星については
北朝鮮は3年スパンで
これまでやってきたんですね。2006年、2009年
2012年、2015年。
もう2019年ですから
やってもおかしくないんですね。