2020/02/01(土) 19:30〜20:15 ブラタモリ「四万十川〜“最後の清流”に隠された秘密とは!?〜」[解][字]


何かの。
いいんですか。
はい。
あがってきました。

ん?
おお~!
ほぉ~。
うまいです。
え~!はぁ~。
…っていう場所でもあるわけです。


これぞ 四万十名物…
プリプリの身と 甘いみそが
絶品なんです。
上海ガニは高いよね。
高いです。
そうですよね なかなか。
このまま ごはんに入れて炊飯器で炊くと→
結構おいしいんですよ。
うまそうだな。
おいしそう! だしが…。
だしが出て うまそうだな。
みんなを同時に放り込むのが
大変なんですけど。
ああ ああ。
あっ そうですよね。
ちょっと食べてみたいですね。
う~ん 食べてみたいよね これ。
いやいや タモさん! 四万十川の恵みは
これだけじゃないんですよ。
水の中をのぞいてみると…
お~ いるいる!
はい。
清流の味覚といえば やっぱりアユ。
四万十の天然のアユは
特に香りがよいとされ→
高値で取り引きされています。
他にも 名物としてウナギやテナガエビが知られています。
実は これほど多くの
川の幸がとれることが→
清流・四万十川の大きな秘密なんです。

実は…
四万十川が。
あ そうですか。
何がトップクラスなんでしょう?
何だろう…。
トップクラス?
そうです はい。 こちらを ちょっと。
あ~ こんなに種類…。
へえ~!へえ~。
ああ そうですか。 へえ~ 多いね。
はい。
数多くの命を育む 四万十川。
でも なぜ これほど恵み豊かな川になったんでしょう?
地形?
はい。
川の流れを 今 ご覧になって頂いていて…
そうです。 もう一つ ポイントとして→
先ほど見て頂いた河口。
河口。
太平洋があります。
太平洋がある。
川と海と…
そうです。あぁ~。
「汽水域」とは→
海水と淡水が混じり合う場所のこと。
四万十川の汽水域には 魚のエサとなる
プランクトンが多く存在するため→
海の魚も 川の魚も
ここに集まってきます。
四万十を代表する川の幸

アユ カニ テナガエビも→
みんな汽水域で育ちます。
しかも 四万十川は勾配が緩やかなため→
かなり広い範囲にわたって
住むことができるんです。
今あげた このツガニも→
汽水域で育ったものが あがってくるっていう生き物なんですよ。
あぁ~ 上海ガニもそうですね。
そうです。
24kmまで あがってきてるってことですね。
もっとあがります。
もっと?
もっとあがりますか。
こっちの方が
いいんじゃないかなと思って…
他の 競争相手のいない所を…。
新天地を目指して。はい。
ああ… 魚が昔 陸にはい上がってきた時の
状況と同じだ。
そうですね。
そのとおりだと思います。
海で追いかけ回されて
なんとか新天地を求めて川に来て→
それで 長年かけて
淡水に適応できるような体にして→
そのころ ちょうど
陸上では酸素が多くなってたんで→
ふっと陸上のぞいて→
「ああ これ いけるんじゃないか」ってそれから肺をつくって→
あがってくるんだよ。