2020/02/04(火) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]
≫現在、症状は治まり回復していますが
当時は、不安のあまり
さまざまな医療機関に
問い合わせたといいます。
≫そんな中、今日厚労省は一部検査対象を
拡大すると発表しました。
それでも、病院側は葛藤を抱えています。
渡辺≫自分が
新型コロナウイルスに
かかっているのではないか
感染しているのではないかという不安を訴える方が
増えているというんですが
検査対象が
一部拡大する動きが
あるようです。
社会部、厚労省担当
岩本記者の
ポイント解説です。
よろしくお願いいたします。
どんな動きになったんですか?
岩本≫厚労省はこれまでも感染者との濃厚接触が
確認された人や
原因の分からない肺炎の人には
ウイルス検査をこれまでも
行ってきていたんですが
これを除いては
高熱など症状のある肺炎患者かつ2週間以内に
自分が武漢に渡航していた
あるいは、肺炎の症状があって
かつ武漢に滞在していた人と
接触していたという
ケースに限って
検査をしていました。
ただ、肺炎の症状がない
感染者も確認されたことから
検査の対象を拡大しました。
新しい検査対象のポイントの症状の部分については
肺炎の症状がなくても
高熱やせきの症状があれば
検査をしてもらえるということと
かつ、エリアも拡大していて
2週間以内に湖北省に
渡航歴や滞在歴のある人と
濃厚接触した場合に検査対象が
広がったということです。
渡辺≫そうした変化を
したということですね。
該当するのではないかと
思われる人は
どうしたらいいんですか?
岩本≫現状、今までと同じように病院など医療機関を
まずは
受診してもらうことになります。
先ほど述べたような条件に
該当していた場合に
病院が保健所に報告します。
保健所でウイルス検査を実施するかを検討し
ウイルス検査をし
検体を取って
国立感染症研究所などの研究所で
検査を実施するわけなんですが検査の結果が出るまでには
4時間から6時間かかるほか
検査ができる機関もおよそ80か所ありますが
かなり限られているので
実際に、体調が悪いと思い始めてから
ウイルス検査の結果が
出るまでというのは
とても時間がかかります。
厚労省が今そこで動いているのが
新型コロナの専門外来を
設置することです。
この専門外来というのは
一般の外来患者と
診察室を分ける。
このほか、医療従事者の態勢が整っていることと
ウイルス検査をしたあとに
すぐに検体を研究所などに
送る態勢が整っている病院を
対象としています。なので、今後
新型コロナの感染が
疑われた場合は
保健所が
こうした専門外来の機関を
紹介するようになります。
渡辺≫これが2月上旬をめどということですね。
岩本≫このほか、昨日
総理の発言にもありましたが
簡易の検査キットの開発も
進んでいます。
これは、一般的に
数か月かかるといわれていて。
というのも、市販されるまでには
薬事承認などの段階を
経ていかないといけないので
数か月かかるといわれているんですが
これよりもっと
早くできないかということで
今、動いています。
渡辺≫簡易検査キットというのは
具体的にどういうものを