2020/02/04(火) 23:50〜00:35 ブラタモリ「浜名湖〜“ウナギといえば浜名湖”なのはなぜ?〜」[解][字][再]


♪♪「ハロー ハロー お元気?」
♪♪「今夜 なにしてるの?」

♪♪「TVなんか 見てないで」
♪♪「どこかへ
一緒に行こう」
♪♪「だからもう I love you so」
♪♪「I’d love to beback in your heart」
♪♪~
あちらにいる東京大学の木村先生になります。
あっ 先生 どうもよろしくお願いします。
はじめまして。
ウナギの生態に詳しい 木村伸吾さん。
自宅でも飼っているほどのウナギ好き。
えっ?
うな子。
(木村)はい。 水槽で飼ってると
こんなような形になってですね…。
では早速 クルーズを楽しみながら→
浜名湖でウナギの養殖が発展した条件を探っていきましょう!
なんか…


わっ!
おおっ。
(笑い声)
(山田)すいません。 ちょっと今日は…。
飛んできますね。
(山田)今 ちょうど…
おおっ。
おお…。
(山田)今日は波が荒いですね。手がかり… いやぁ…。
まあ ちょっと…
(山田)茶色っぽいのが見えますよね。ちょっと こう…
ん? チャー…。
チャート。
赤いチャートってありますよね。
2億年前に出来たチャートの崖が今も湖畔に残っているんです。
そうなんです。
そうですか。 へえ~。どこかで出てくるかもしれませんので。
岩と…。
岩と養殖。
船に揺られること 20分。
湖の中央部にやって来ました。
さて ここで注目するのは…。
(山田)あっ 答えが出ちゃってますね。しょっぱかったんで 淡水と…
浜名湖は
北からは川の水が→
南からは海の水が
流れ込んでいるんです。
海進の時に。 ええ。
海進というのは 海が…。
海面が 上昇が何度もあって→

何度も これ 海になったり陸になったりしたとこでしょうね。
で ここに こう 砂州が出来て→
塞がれちゃったということで。
そのとおり!
浜名湖は もともと海でした。
現在の陸地や谷の中にまで
海水が入り込んでいたんです。
その後 湾の入り口には
砂がたまり 砂州が出来ましたが→
今なお
川と海がつながった場所があります。
こうして 浜名湖が汽水となったこと。
これこそが ウナギの養殖が始まった最初の条件なんです。
そうですね。 実はですね…
これは…
見て下さい。
(木村)これが シラスウナギですね。おお~。
(木村)透き通ってるんです。
きれいなんですよ。
こんな透き通ってんだ。
浜名湖にシラスウナギが集まるということ。
実は 汽水域であることと
大きく関係しているんです。
淡水のとこね。
(木村)はい。
あるんだけどもね。
説明しましょう! ウナギは もともと→
3,000kmも離れたマリアナ諸島沖で
卵を産みます。
ふ化したウナギは海流に乗り→

次第に 姿を変えながら成長。
シラスウナギとなり
日本沿岸にやって来ます。
シラスウナギは
汽水域で しばらく過ごし→
ある程度大きく育ってから
その多くが 川の淡水域で過ごすんです。
(木村)そして
また更に 海へ戻っていくっていう。
上流 淡水と…。 これはもう淡水ですかね。
(木村)そうですね。で 海へ戻っていく。
稚魚であるシラスウナギが
たくさん集まるということ。
これが 浜名湖でウナギの養殖をする上で
欠かせない条件だったんですね。
でも それだけじゃありません。
浜名湖は ウナギを大きく育てる上でも抜群の条件を備えているんです。
それは一体…?
というわけでタモリさん ウナギの養殖場へ!
え~と あちらになります。