2020/02/06(木) 22:30〜23:20 世界はほしいモノにあふれてる「英国ティー文化をめぐる旅」[解][字]


必ず お皿に置くこと。
絶対スタンドから
直接口に運んではいけません。→
ナイフやフォークも使いません。→
2本指で丁寧に品よく つかんで いただきます。
これだと3口ね。
(笑い)
スコーンの正しい食べ方を知らない人が

イギリスでも多いので驚きます。→
伝統的な食べ方は
まず 横にナイフを入れて→
2つに割ります。 こんなふうに。
それから ジャムの器を持ってひとすくい お皿に移します。
続いて バターよりも さっぱりしていて→
柔らかいクロテッドクリームをたっぷり取ります。→
それをジャムの隣に置きます。
この時 ナイフが役に立つわ。
正しいスコーンの食べ方は
まず 半分持って。
イギリスでは 必ず論争になるのだけど→


クリームを先に塗るかジャムを先かで もめるの。→
イギリス南部だと まずジャムをひと塗り。
一口分だけ塗るのよ。
そして クリームをジャムの上にひと塗り。
そう こんなふうに。
ブラックティーは味が強すぎるっていう
人がいると思うの。
その場合
ちょっとだけミルクを入れるのは→
伝統的ですし とても一般的です。
ミルクを入れる時は→
しぶきをたてないように
ゆっくり注いで。→
混ぜるときは 大きな音を立てないように。
スプーンを繊細に動かして。→
そして カップの右側の
ハンドルの下に置くこと。
♪♪~
1,000点以上の買い付けをするため連日 早朝から日暮れまで→
アンティークマーケットを巡る
バイヤー 岩谷さん。
今回の旅で あるデザイナーの
幻の一品を探している。
優しく 女性的なデザインで
人々を魅了してきた。
かわいい。
スージー・クーパー。20世紀 イギリスを代表する→
テーブルウェア デザイナーだ。
1920年代 若干21歳でデビュー。
シンプルかつ大胆なデザイン

そして 豊かな色彩は→
当時 保守的だった
イギリスの食器デザインに→
新たなトレンドを生み出した。
岩谷さんは この旅で何度かスージー・クーパーに出会っている。
机いっぱいに並んだ スージー・クーパー。
しかし これらは1950年代以降に大量生産された 手に入りやすい製品。
岩谷さんが本当に探し求めているのは
コレクターの間でも極めて人気が高い→
1920年代から30年代の製品。
さまざまなデザインに挑戦しスージー・クーパーの魅力が→
特に詰まった時期だという。
初期のスージー・クーパーに出会うのは至難の業。
ディーラーに尋ねてみても…。
初期のスージー・クーパーデザインとはどんなモノなのか?
スージー・クーパーを長年研究している
専門家を訪ねた。
(岩谷)Hello.
スージー・クーパーの専門書も出版している。
晩年のスージー・クーパーから→
直接 そのデザインの歴史を聞いたという。
いらっしゃい。
(三浦 JUJU)お~。
棚いっぱいに飾られているのは
なかなか お目にかかれない→
1920年代から40年代のモノばかり。
研究のかたわら 30年かけて少しずつ集めてきた。
ケーシーさんのコレクションは
ベッドルームにも。
毎朝 寝起きに眺めるのが楽しみだとか。

更に キッチンにも。
ケーシーさんは ふだんの生活の中に→
スージー・クーパーを積極的に取り入れている。
なかでも 特別なモノが。
21歳の時 ケーシーさんが最初に手に入れた このポット。
1940年代に発売され
今では ほとんど お目にかかれない。
30年以上 スージー・クーパーのデザインを
研究し続けたケーシーさん。
独特な模様が生まれた秘密を知り
とても驚いたという。
スージー・クーパーは
絵付けのしやすさから→
デザインを考えていったという。
例えば こちら。 全体に色を塗った後部分的に削り取るだけで済む模様。
シンプルな色づかい。
そして 縁に飾りつけられた 点と直線。
絵付師の技術に合わせてデザインを考案。
職人の腕が上がるにつれ→
スージー・クーパーのデザインも