2020/02/13(木) 23:20〜23:35 ニュースきょう一日 都内タクシー運転手が感染 新型肺炎 対策徹底を[字]


海外にあることが前提で
国内に入れないための水際対策に

重点を置いてきました。
しかし対応を切り替えなくては
いけない時期に
来ているといえます。
これまでは例えば中国の武漢
などとの関わりがある人で
肺炎などの症状が出た場合に
検査を行ってきましたが
それでは感染した人を
見過ごしてしまう可能性が
あります。
今後は武漢や中国との
関わりがなくても
疑わしい例を
積極的に検査していくことが
大事になると思われます。
また感染経路の解明や
患者との接触調査に加えて


国内で今後も
患者が出ることを前提として
医療態勢の整備などの対策に
重点を移していく段階に
あると言えます。
不安に感じている人も
多いと思いますが
どう対応していけば
いいのでしょうか。
今回、残念ながら
80代の女性が亡くなりました。
ただ強調しておきたいのは
今回の新型コロナウイルスでは
感染した人が全員、肺炎に
なるのではないと
いうことなんです。
これまでに糖尿病や高血圧などの
持病がある人や
高齢の方が重症化するリスクが
高いと考えられています。
健康な人は感染しても
ほとんどが軽症とされます。
多くの専門家は
重症になるリスクのある人を
優先的に診療できるよう
冷静に対応してほしいと
話しています。
今後、感染する人が増えると
亡くなる人が増える可能性も
高くなりますので

自分が感染しない。
感染させない
さらに社会全体で感染を
広げないという意識を持って
手洗いや消毒など、できることを
徹底することが重要です。
科学文化部の藤ノ木記者でした。
お伝えしていますように
神奈川県に住む80代の女性が
新型コロナウイルスに感染し
きょう死亡したことが
分かりました。
国内で新型コロナウイルスの感染者が死亡したのは
初めてです。
女性の義理の息子の
タクシー運転手の男性も
感染が確認され
厚生労働省は
感染経路を調べています。
次も新型肺炎のニュース。
集団感染が
確認されたクルーズ船が
横浜に停泊を始めてから10日。
乗客と乗員の下船をめぐって
きょう大きな動きがありました。
今も船内に残っている
乗客と乗員はおよそ3500人。
今月19日まで
客室などで待機するよう求められていますが
厚生労働省は

80歳以上で持病があったり
窓のない部屋に
滞在したりしている人と
その同室の人について
ウイルス検査で陰性だった場合
あす以降、下船できるようにする
ことを決めました。
先月、中国の武漢から
チャーター機の第2便で帰国し
宿泊施設に滞在していた
199人について
ウイルス検査の結果
全員が陰性で感染が確認されなかったことが
分かりました。
今後、施設を出て
帰宅できる見通しです。
また第1便で帰国し
千葉県内のホテルなどに滞在
していた197人は
全員が帰宅しました。