2020/02/15(土) 19:30〜20:15 ブラタモリ「三陸リアス〜鉄道がつないだ三陸の夢とは?〜」[解][字]
被害が大きくなるんです。
しかし リアス海岸独特のこの地形が→
実は 極上のホタテができる理由にもなっているんです。
一体どういうことなのか?
佐々木さんのホタテの養殖場で探ってみましょう!
湾にはね 船では。
こんなとこ通れるんだ。
なんかブイだらけで 何が何だか。
そうそう 分かんないよ これ。
こういうもの突っ込んだら
また補償費がすごいですよね。
うわ~。
(笑い声)
これで波がある方ですか?
(佐藤)ありますね。 ややありですね。へえ~。
あ~ こういう感じ…。
(佐藤)へえ~ そうですか。
(佐藤)そのために…
そうですね。 まずね 養殖にはね。
そういうことですね。
リアス海岸は深い入り江となっているため→
ふだんは あまり
外海の影響を受けることがありません。
養殖の仕掛けを構えるには
うってつけの環境なんです。
でも リアスのすごさは
それだけじゃありませんよ。
(機械の作動音)
おっ?
(佐々木)失礼しました。
(機械の作動音)
(機械の作動音)
これがロープ?(機械の作動音)
それに ぶら下がってるのか。
(佐々木)そうなんです。→
ロープに付いています。
おお~。おお~。
へえ~。
へえ~!
なんか…
そうなんです。 これ ホタテなんですけど貝の表面に まあ いろいろ。→
これ見て下さい。 これフジツボですとか…
これフジツボなんですけど→
これがホヤ類ですね。
ホヤって こんななんですか?いや あの~ 多分→
言われてるのは
こっちのホヤだと思います。え? あれ?
(佐々木)
食べてるのは こっちのホヤなんです。これ もっと大きなやつ。
初めて見ました。
そう? 魚屋に ちょいちょい売ってるよ。
なんか あれに…
(笑い声)
いろいろ付くんですね やっぱり。
そうなんですよ。
(佐々木)おお! さすがですね。
召し上がって頂いた…
あれは…
へえ~。
水中を見てみると かなり深~い緑。
これ実は ホタテの餌となる植物プランクトンが→
たくさん住んでいる証拠なんです。
他の生き物たちは ホタテのおこぼれを頂戴しているんですねぇ。
なんで こんなに植物プランクトンが
この海は豊富なんでしょうか?
これ…
(笑い声)
全て 当てられますね。
山からですか?ああ。
ええ。
(佐々木)山にある その腐葉土が→
それが海に流れ込むことで→
窒素とか リンとか ケイ素とかが豊富に出回る。→
でも それだけじゃないんです。
(佐々木)そうです。あの~ 言った問題を全て→
簡単に答えられるのも なんか…
あれなんですけど。
まあ こんな感じで親潮が
こう南下してきますね。
で 黒潮が こう北上してきます。
特に こっちの方は栄養が豊富なんでしょうね。そうです。
あぁ~!
全ての そういう生き物の親っていう意味で。
そうですよね 確かに。
こっちは「親」だもんな。
ということで
こういうふうに できるように…
入り組んだ地形が
親潮が運んできた栄養を→
がっちり抱えて離さない リアス海岸。
まさに ここは「栄養の貯蔵庫」なんです。
そのおかげで リアス海岸には
ホタテ以外の海の幸も たくさん!
リアス海岸は ここだけではなくて→
数々 湾があります。それぞれ特産があるんですか。
そうです。
へえ~。
(笑い声)
いいですね。
一つ一つの港は小さくても→