2020/02/19(水) 22:50〜23:20 ねほりんぱほりん 厳しい勝負の世界!将棋の奨励会で夢破れた男たちの人生[字]
すると今度は 人を指導する立場になるわけじゃないですか。
めちゃくちゃストイックで
やってきた人間って→
人への目線も厳しくなりません?
はい。 努力するっていう大切さっていうんですかね→
やっぱり その奨励会で
一番感じたことは→
ほんとにトップの人ほど
勉強してる 努力してるっていう。→
そこを やっぱり気付けたこと
これが一番の財産というか→
本当にトップの人ほど
勉強してるっていうこと→
それを自分の中での経験として
伝えたかったんですけど→
それが やっぱり うるさがられますね。
そっか バイトからすれば 「ええ?」。
じゃあ 全く思いも届かず。
(エイキチ)はい。
どうですか 今どんな気持ちで
お仕事されてますか?
それが あの… 奨励会を退会して→
負けたくないと思って入り込んだ飲食の世界なんですけど そこも→
つい最近 ちょっと退職してしまいまして。
はあ~!和菓子 大変でしょう。
いや~ もう その先輩
親方の技術を見て盗む世界なので→
やればやっただけ上達する
っていうところは 自分の性に…。
合ってますよね。
(エイキチ)合ってるのかなというか→
ようやく また自分が打ち込める
その世界に…。
あっ 出会った?
(エイキチ)出会ってよかったなという。
いいじゃん。
(エイキチ)将棋界で羽生さんとかがやっぱ輝いて見えたのと一緒で→
その和菓子の親方が すごいもう
キラキラしてるというか→
「こういう人になりたいな」っていうふうな
また世界 仕事に巡り会えたなっていう。
でも あんなにね 「才能がある」って
周りから言われまくって→
飛び込んだ世界で戦ってきて
今 そんなもう自分が→
全く才能があるかどうかも分からない
世界に行くっていうことに対して→
怖いのはないですか?
もう恐怖でしかないですね はい。
才能っていう壁で
心 折れていく人たちって→
世の中いろんな業種いるじゃないですか。
そういう時って 僕も それなんですけど努力の量を尋常じゃなくすれば→
才能よりも もっといいものを手にできる
って思うことがあるんですけど→
そうやってエイキチさんも今 和菓子の
世界に飛び込んで思ったりします?
もう本当に努力…
努力する思考ですよね→
努力のしかたっていうことさえ
しっかりと見誤らなければ。
あとは ほんとに つらいこと
大変な時が起きても→
そこから逃げ出さないっていうこと。
そうだよね~。
いや すごい。
(エイキチ)毎日 こういうふうに。
お手玉?
(エイキチ)お手玉で こういうふうにあんこを握る練習ですね。
あんこ作ってない配達の時間とかに
頑張ろうと思って。
すごいな~。
さあ最後に ちょっとお二人に聞きたいんですけども→
「奨励会に入ったこと
そこに後悔はないですか?」という。
私の場合 全く後悔がないですね。
普通に学校行っててサラリーマンになってっていうルートでは→
体験できなかった体験って
たくさん させてもらってるんですね。→
ちっちゃな16歳の時から タイトル戦の
記録をとったりもしてるんですけども→
大きな旅館に行って 和服を着た
先生たちの記録をとったりすると→
やっぱり
ふだんできないことが できている。→
だから そこは強みとして
持ってるつもりなんですね。
そっか。
なるほどね。
私の場合は もうほんと
後悔でしかないですね。
やっぱり奨励会 26歳で退会して
10年近くは→
将棋のことは もう
一切考えないようにして生活してました。
今 もう ほんとに語れるようになって
ホヤホヤなんですよ お二人とも。
そっか。
男の子はね…
20年も30年も やってたら