2020/02/27(木) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


的中率の問題もありますし
採取した時期、採取した方法
何を材料をしたかといったさまざまな複合的な原因で
感染している方が
必ずしも
陽性にならないし
陽性という結果をもらっても
本当に病気があるとは

限らないと
理解すべきだと思います。
渡辺≫非常に難しいですねその判定は。
坂本≫非常に複雑なので
やはり検査というのは
闇雲に誰もがやればいい
というものではなくて
患者さんの症状と合わせて
限界を知っている医師が
診断のために
使うべきものであろうと
思っております。


渡辺≫坂本さんは院内感染を防ぐための
対策の指揮を執ってらっしゃる
ということで
あえて、ここで
2つ目の質問をしたいんですが
この1~2週間が
瀬戸際だということで
さまざまなイベントが
中止になったり
延期になったりしています。
紀さんまとめておいてもらえますか。
紀≫主なものをまとめました。
例えば、松竹は今日銀座の歌舞伎座で予定していた
公演を来月10日まで
中止すると発表しました。
そして、英語の検定試験ですね。
TOEICも
来月の1日と8日の
全国各地の会場で
行われる予定だったんですが
中止になりました。また、明治大学も
今日、来月行われる予定だった
卒業式の中止を
発表しています。
ほかにも、多くのイベントなどが
相次いで中止や延期を
発表しているということなんです。
渡辺≫つまり
どこも出かけないというわけには
当前、いかないわけで。

この2週間が瀬戸際だといわれている中で
私たち市民生活で、どうやって
2週間を過ごしたらいいのか。
これをアドバイスして
いただきたいんですが。
坂本≫イベントを中止する
大きな意味というのは
新型コロナウイルス感染症が
どのようにして
ヒトからヒトへ
うつっていくかという
感染の経路を考えたときに
分かってくると思うんです。感染経路というのは
人と人との距離が近い。
どのぐらい近いかというと
目安としては腕を伸ばしたときに
触るくらいの距離に
人が割とぎっしりといて
そして、飛沫感染なので
そこで人が
たくさん長いことしゃべったり
歌ったりという状況が
感染者が仮に1人いたときに周りの人に移す可能性がある。
そういうような場所を
なるべくなくそうということで
コンサートですとか
そういったイベントが
今、中止になっていると。
そういうところに行かないということが
もちろん

開催をやめるんだけれども
私たちも行かないということを
やることによって今、全国各地に点在している
クラスターと呼ばれる
感染者の小さな集合体が
つながっていって
冬場のインフルエンザの
真っ赤になった
日本地図みたいな。
ああいう状態にならないために
今、踏ん張って
そういう場所を作らないように
しようねという状況です。
渡辺≫行ってもいい場所も
あるそうですね?
坂本≫そうなんです。
なので、それを裏返して考えると
そういう場所でなければ
行ってもいいということになりますし
先ほども申し上げたように