2020/02/27(木) 23:50〜00:50 NET BUZZ「NHKスペシャル 巨大地下空間 龍の巣に挑む」[字]
思われていた高さは→
70mにまで達していた。
♪♪~
坂道を上り詰めた山の頂上付近。
恐ろしいほどの闇に閉ざされていたあの場所からの眺めは→
圧巻としか言いようがない。
♪♪~
そして
2時間余り迷い込んだ巨岩の落石地帯。
幅100m以上。
これでは 容易に抜け出せないわけだ。
♪♪~
37mの巨大な岩の柱。
♪♪~
数百万年の時間をかけて つくり出された巨大空間だ。
♪♪~
龍の巣は その規模も 時間の流れも→
あまりにも現実離れした空間だった。
いよいよ 浦田の調査が始まった。
その痕跡を探し出す。
何かに気付いたようだ。
まず探し当てたのは 天井の割れ目。
この割れ目から 地上に降った雨が染み込んでくると考えられる。
更に 山の頂上付近の壁で何かを見つけた。
こういうの探してた?ええ そうなんですよ。
これまで闇で見えなかった壁や天井に→
滑らかな くぼみが広がっていた。
…と言っても いいと思いますね。
手がかりは 次々と見つかった。
それは 巨大な岩の柱のある空間。
高さ120mほどの壁に大きな穴があったのだ。
ほかにも 巨大な穴が
この場所で3つ見つかった。
洞窟全体をくまなく探したところ→
巨大な穴は少なくとも7つあることが分かった。
一つの空間で
これだけ多くの巨大な穴が見つかるのは→
浦田にも経験がない。
しかし ここから 龍の巣 ミャオティンが生まれた理由が見えてくるという。
はるか昔 石灰岩の大地に力が加わり→
割れ目が生まれた。
そこに降った雨水が
割れ目に染み込んでいく。
水は 岩を溶かしながら
徐々に集まっていき→
地中に流れを作っていった。
こうして 水中洞窟が生まれた。
水の流れによって 洞窟の壁には→
くぼみが出来るという。
浦田が見たのは この場所のくぼみだ。
あの壁に開いていた巨大な穴は→
水中洞窟の断面だった。
水中洞窟は 何本もあったと考えられる。
それらの壁が少しずつ水に溶かされ
やがて合流する。
すると 大量の水が激しく流れ→
空間を削り取っていく。
重みを支えきれなくなった天井が崩落。
水は巨大な落石をも溶かし 更に拡大。
こうして この巨大空間 龍の巣は
生まれたと考えられる。
途方もない地球の歳月がつくり上げた
地底の異世界。
龍の巣は
石灰岩を穿つ水たちの→
奇跡的な巡り会いの
場所だったのだ。
浦田が 突然 つぶやいた。
この場所は 雨季になると膨大な水が姿を現すという。
ミャオ族が語り継ぐ龍の正体とは
その膨大な水だったのではないか。
♪♪~
龍の巣 ミャオティン。
私たちは 史上初めて
巨大空間の謎を解き明かした。
そう 思い込んでいた。
その後も龍の巣の探検を続けていたプタジ。
そこは 洞窟の一番奥まった場所。
イエス イエス イエス イエス。
風のやって来る方向に
プタジは誘われていく。
落石の隙間に 更なる闇が現れたのだ。
♪♪~
♪♪~
結局 プタジは 再び闇に阻まれその先に行くことを断念した。
私たちが解明したのは→
龍の巣の ほんの一部にしかすぎなかったのだろうか。
いや びっくりしました。
ねえ~!
びっくりしましたね~。
すごかったです。
未知との遭遇って言いましょうかね→
ミステリアスだったものが→
初めて見られたわけですから。
大がかりだけ やったかいがありましたね。本当 そうですよね。
何か こう 自然の神秘みたいなものを
見る感じでしたね。そうですよね。
いや~ さすが「NHKスペシャル」
っていう感じがしますよね。
恐縮です フフフ…。