2020/05/04(月) 13:10〜13:59 NHKスペシャル 選「イチロー 最後の闘い」[字]


(笑い声)
一弓 おやつ。

そして 現役 最終盤を迎えた 今→
イチローは 一弓の姿に
力をもらっていると語った。
本当 懸命に生きてるのが
分かるんですね。
それを見ていて
すごく うれしいし。
でも あの姿見たら→
僕にとって現役でなくなるということは→
1つの死を迎えることと
同じですよね。
プロのアスリートにとっては。
そうすると→
それは 確実に
近づいてきてるわけですよ。
そう思った時に…。
プロ28年目。
現役選手としては

メジャー最高齢となる→
45歳での戦線復帰。
過去に例がない困難な挑戦は去年10月 日本で始まった。
おはようございます。
かつてオリックス・ブルーウェーブの→
本拠地だったスタジアム。
イチローは原点とも言える この場所で→
毎年 自主トレを行っている。
寒さを迎える この時期→
多くのプロ野球選手は
体を休めるが イチローは違う。
オフの間も ずっと→
アスリートとしての体を維持し続けてきた。
突然 かつてのチームメート
川[外:3F642F3778827E651C8B82A4E9F06FD3]宗則が姿を見せた。
イチローと共に練習がしたいと
サプライズでやって来た。
この半年
実戦から離れていたイチロー。
体の状態は
例年よりもよいという。
守備や走塁では
年齢を感じさせないイチロー。
復帰に向けた鍵となる
打撃練習が始まった。
そのバッティングで→
メジャーの歴史を塗り替えてきたイチローだが→
いまだ 打撃フォームを
見直し続けている。
バッティングいきます!
(打球音)
(打球音)
(打球音)
打球は 次々と
スタンドに打ち込まれていく。
切れない 切れない。
(打球音)
(打球音)
すごいな。
練習初日から
フリーバッティングは→
240球以上に及んだ。
イチローは 今何を変えようとしているのか。
しかし 一切語らなかった。
そこで 私たちはある人物に尋ねることにした。
かつて イチローと共に
マリナーズ黄金期を築き→
去年 打撃コーチを務めた
エドガー・マルティネス。
イチローの
新たな打撃フォームから→
その狙いが うかがえるという。
重心を下げているね。
エドガーが最も注目したのは→
重心の位置。
重心を下げるのは→
足の力を生かそうとしているのかもしれないね。
その力で バッティングに→
更なるパワーを生み出そうとしているんじゃないかな。
40代になると スピード 視力→
あらゆる身体能力が衰えてくるからね。
それを乗り越える鍵となるのは
準備 厳しいトレーニング→
そして 自分を律することさ。
イチローの自らを鍛錬する姿は驚異的だよ。
希代のスーパースター イチロー。
頂点を極めて なお過去の自分を捨て→
変化し続ける野球人生を
送ってきた。
1992年
高校を卒業した鈴木一朗は→
ドラフト4位でオリックスに入団。
仰木監督にその才能を見いだされ→
登録名をイチローに変えた。
独自に磨き上げた振り子打法で大躍進が始まる。
阪神・淡路大震災の
傷痕が残る神戸で→
次々と記録を塗り替え
チームを日本一にも導いた。
(実況)レフトへ