2020/05/04(月) 16:40〜18:30 スーパーJチャンネル[字]
諮問委員会の専門家の皆様の
賛同を得て、今月いっぱい
今月末まで緊急事態宣言を
延長することを
決定いたしました。
ただし、今から10日後の
5月14日を目途に
専門家の皆さんに
その時点での状況を
改めて評価いただきたいと
考えています。
その際、地域ごとの
感染者数の動向
医療提供体制のひっ迫状況などを
詳細に分析いただいて
可能であると判断すれば
期間満了を待つことなく
緊急事態を
解除する考えであります。
当初、予定していた1か月で
緊急事態宣言を
終えることが
できなかったことについては
国民の皆様に
お詫び申し上げたいと思います。
感染症の影響が長引く中で
我が国の雇用の7割を支える中小・小規模事業者の皆さん
現在、休業などによって
売り上げがゼロになるような
これまでになく
厳しい経営環境に置かれている
その苦しみは
痛いほど分かっています。
こうした中で緊急事態を
更に1か月
続ける判断をしなければ
ならなかったことは
断腸の思いです。
明日の支払いにも
大変なご苦労をしておられる
皆さんに
一日も早く使い道が
全く自由な現金を
お届けしなければならないと
考えています。
5月1日から最大200万円の
持続化給付金の
受け付けを始めましたが
最も早い方で
8月から入金を開始します。
公庫や商工中金だけでなく
身近な地方銀行や信金や信組でも
3000万円まで実質、無利子・無担保
元本返済も最大5年据え置きの
融資が受けられます。納税や社会保険料の支払いも
猶予いたします。
これらの支援策を
ご活用いただくことで
この緊急事態を
なんとかしのいでいただきたい。
事業と雇用をなんとしても守り抜くとの決意のもとで
政府の総力を挙げ
スピード感をもって
支援を、お手元に
お届けしてまいります。
加えて、飲食店などの皆さんの
家賃負担の軽減
雇用調整助成金の更なる拡充
厳しい状況にある
アルバイト学生への
支援についても
与党における検討を踏まえ
速やかに追加的な対策を講じていきます。
そのうえで事業者の皆さんが
何よりも望んでおられるのは
事業の本格的な再開だと
思います。
そのために、この1か月で
現在の流行を収束させなければならない。
5月は収束のための1か月であり
そして、次なるステップに向けた準備期間であります。
どうか、ご理解とご協力を
お願い申し上げます。
感染の拡大防止は
私たちの命を守るための
大前提です。
有効な治療法やワクチンが確立されるまで
感染防止の取り組みに
終わりはありません。
その意味で私たちは
ある程度の長期戦を
覚悟する必要があります。
しかし、経済社会活動を厳しく制限する
今のような状態を続けていけば
私たちの暮らし、それ自体が
立ち行かなくなります。
命を守るためにこそ私たちはコロナの時代の
新たな日常を一日も早く
作り上げなければなりません。
ウイルスの存在を