2020/05/05(火) 04:02〜04:30 ダーウィンが来た!「出発進行!謎のハリモグラ列車」[字][再]

えっ!? これ いったい何?
オーストラリアの…
モグラと名が付いていますがカモノハシの仲間。
モグラとは全く別物の
まか不思議な生きものです。
時には…
でも もっと変わっているのが こちら。
(汽笛)
まるで列車のように何匹もが数珠つなぎで進むんです。
人呼んで…
実は 専門家もほとんど見たことがない→
幻の現象だといいます。
今回 研究者と捜索隊を結成。
およそ1か月にわたり
森じゅうを探し回ったところ…。
不思議な行動の理由が見えてきたんです。
列車の謎を探りに 出発進行!
♪♪~
ハリモグラ列車の謎に挑むためやって来たのは→
オーストラリア西部。
季節は春です。
ハリモグラが暮らしているのは
この広大な森。
ハリモグラ列車も
どこかで見られるはずです。
観光客に聞き込み開始。
ハリモグラ列車を見ませんでしたか?
手がかりは… なし。
そこで 研究者に協力を求めました。
ハリモグラを 10年以上 研究している…


今回 ハリモグラ列車の謎の解明に→
仲間たちと挑みます。
捜索範囲はおよそ10キロ四方。
ここに暮らす
ハリモグラのうち 20匹に→
研究のための
発信器がついています。
3人でエリアを分担して
列車を探します。
道路は少なく ほとんどが歩き。
毎日10キロ以上の道のりです。
森の中を進んでいると…。
クーパー博士が何かを見つけました。
おや? あのトゲトゲ姿。
列車ではなく1匹でいます。
ふだんは こうして単独で
暮らしているんです。
長~く伸びた鼻に つぶらな瞳。
顔だちは独特です。
ノソノソと ゆっくり歩きます。
かわいいですね~。
意外と大きく ラグビーボールよりも
一回り大きいくらい。
こんなに近づいても お構いなし。
警戒心は低いようです。
足回りも独特です。
前足には 地面を掘るための頑丈な爪。
モグラと呼ばれるのは このためです。
後ろ足を見てみると… あれ?
つま先が後ろを向いています。


地面を掘る時土を背後にかき出すためなんだとか。
変わっているのは もう一つ。
後ろ足の爪が1本だけ長く伸びています。
これ トゲの隙間に差し込んで
体をかくのに便利。
まるで孫の手ですね~。
でも 何といっても一番の特徴は体のトゲトゲ。
タワシのように
体じゅうを覆っています。
このトゲトゲ 体の毛が変化したもので
長さも さまざま。
先端は鋭くとがり 強度は抜群です。
いったい どれくらい強いかというと…。
うわっ! アルミ缶を貫通。
このトゲが役立つのが敵の攻撃を受けた時。
あららら ハリモグラが
襲われていますが…。
敵のディンゴが 攻めあぐねています。
文字どおり 歯が立たない様子。
ハリモグラのトゲは
身を守る鎧のようなものなんです。
ハリモグラは 相変わらず単独行動。
列車になる気配はありません。
おや? 地面が
こんもりと盛り上がっています。
これは…
シロアリの巣です。
おっと! 何かが飛び出してきました。
舌です。 すごい速さで巣の中をなめ回しています。
よ~く見ると…→

あっ シロアリがくっついた!
舌の表面がネバネバしているため
こんなふうにくっつきます。
これが
ハリモグラの食事。
シロアリやアリが
主食なんです。
とても小さいため
なかなか おなかは満たされません。
ものすごいスピードで舌を出し入れして