2020/05/06(水) 22:00〜22:55 NHKスペシャル▽“わたしをあきらめない”〜5年1組 子どもたちと先生の一年〜[字]
発表を終えました。
更に 一部のクラスメートによる
嫌がらせや暴力も重なり→
自分を追い詰めていった真矢さん。
遺書には こう書かれていました。
自分自身へのあきらめや周囲の無関心が→
子どもの心を追い込んでいくことに→
渡[外:045CBE9800918CD49A154D182583337B]先生は気付かされたのです。
クラスが始まって2か月。
渡[外:045CBE9800918CD49A154D182583337B]先生は
今日も 雄斗さんに声をかけていました。
明日は 真矢さんの命日。
特別な授業を考えていました。
「二度と 真矢さんのような子どもを
出したくない」。
教材は 真矢さんが作って
クラスメートから笑われた物語です。
物語を読み終え 先生は 調査で分かった
当時の教室の様子を話し始めました。
からかいの笑いが起きる無関心な教室。
それが人を追い詰めていくこともある。
渡[外:045CBE9800918CD49A154D182583337B]先生は その怖さを 子どもたちに
気付いてほしいと思っていました。
翌日 真矢さんの命日。
みんなに 昨日の授業で一人の子が書いた文章が配られました。
それは 真矢さんに起きたことを→
自分たちの体験に重ね合わせたものでした。
読むよ。
書かれていたのはかつて 自分たちの学年で→
一人の子が悪口を言われ
嫌がらせをされていた時のこと。
「最初は みんな 驚いていた。
だが… だが それだけだ。→
みんな その環境に
慣れていっているからだ。→
時間とともに その状況に
慣れていっているからだ」。
これを書いてくれたんだ。
どうも ありがとね。
「いじめを止められなかった」という後悔を
包み隠さず書いた文章。
「その時の自分は どうだったのか」。
ほかの子どもたちも 自らを振り返ります。
緊張感が漂う中…。
一人 また一人と抱えた思いを吐き出します。
呼びかけたのは 雄斗さん。
(雄斗)せーの!(一同)がんばれー!
がんばるわ。
さようなら。(一同)さようなら。
更に 雄斗さんは
先生に 一通の手紙を渡しました。
真矢さんと遺族に宛てて
自ら書いたのです。
どうも ありがとう。
「どうせ いじめは止められない」という教室の空気が→
少し変わろうとしていました。
放課後 下校時間ギリギリまで残っている子どもたちの姿が…。
その夜 渡[外:045CBE9800918CD49A154D182583337B]先生は 当時の教育長と共に
真矢さんの両親を訪ねました。
こんにちは。
調査で 真矢さんの気持ちに寄り添った渡[外:045CBE9800918CD49A154D182583337B]先生に→
両親は 「自分たちより
息子を知ろうとしてくれた」と→
感謝を口にしてきました。
両親は今も 全国の学校などで→
真矢さんの思いを伝える
活動をしています。
渡[外:045CBE9800918CD49A154D182583337B]先生は 子どもたちから託された
手紙を読み上げました。
その子が 今日 手紙書いて…。
この子とか… この子とかね→
こういう手紙書いて…。
へえ~。
「まさやさん あなたは
イジられキャラなんかじゃない。→
とても正直で どんなことにも
立ち向かうような人だと思いました」。
「私の学校でも
少し いじめということがあります。→
私は 6月7日を ぜったいに忘れません」。
いっぱい書いてんだよ。
いじめのない教室を作るのは
とても難しいことです。
どんなに細かく目配りをしても
いじめの芽は教室に生まれてきます。
放課後
外国にルーツのある一人の子どもが→
先生と話し込んでいました。
「みんなと比べて自分は変わっていて 劣っている」。
自信を失い
授業でも消極的な姿が目立っていました。
とんでもない。
周りとの「差」を敏感に感じ取る子どもたち。
先生に悩みを打ち明けていたのは…
(タガログ語)
どうぞ こんにちは。
(タガログ語)
フィリピンから日本に来て
33年になります。
(ラケール)かわいい。