2020/11/24(火) 12:00〜12:45 先人たちの底力 知恵泉▽家康をつくった三方ヶ原の戦い 失敗こそ成功への指針[解][字][再]
もうすごかったです。
でも それがあったからこそかも
しれませんけども→
今は やっぱり世界的に…
例えば この前のワールドカップなんていうのは→
上から こう スパイダーカメラ
バ~ッと行くんですけども→
そのVを みんなで分析して。
じゃあ 俯瞰して どういう動きをどの選手がしてるかっていうのが→
全部 両チームが分かる…。
映像で はい 分かるんです。
終わってから録画見て「あ~ やっぱり
あいつ走ってない」とか 大体。そうか。
例えば スクラムは
どっちの方向に行ってるとか こう。
僕らの時は スクラムなんていうのは
とにかく「端に押せ!」みたいな。
「いや 力がこうなってるから
こうなってる…」そういう はい。
まあ そう考えると 加来さん→
信玄のリサーチ力 かなりすごかったと言えるんでしょうかね?
実兵力を持ってなかったんですね。
そのために やはり…
彼にとっては…
いろんな人間と必ずできる限り会うようにしてるんです。
情報を復元的に捉えていきながら…
それが やっぱり信玄のすごいところだと思いますね。
逆に家康の方がですね
考えついたのは 信長なんですよ。
自分は もう31だと。
混乱して しかもカ~ッとなって考えてるもんですから→
冷静さがないわけですね。
追いかけていって→
下から落とせばいけるだろう…
上から落とせばいけるだろうと。
ところが 向こうは
待ち構えているわけですよね。
そこへ突っ込んでしまうわけですね。
負けも いろいろあると思うんですが…
大敗。 1995年の145点は
よかったんですね。 大敗は。
ラグビーに置き換えれば
そうかもしれません。
でも 負けて「あ~ いい負けだったな」
というのもあるんですよ。
ラグビーっていうのは。
もう自分たちが全部出した時ですよね。
例えば この前の南アフリカの試合の→
決勝リーグで行った時の南アフリカとの試合→
二十何点だった…
開いたんですけど→
あの時は
「俺たちはやった」っていう→
達成感みたいなものがありますよね。
いいですね それは最高の負け方ですよね。すばらしい相手を本当に褒める。
三方ヶ原の時の家康も 信玄に対しては
そういう気持ちがあったと思いますよ。
立ち居振る舞いから軍略兵法
最後は家臣団まで全部ですね→
うちへ来いってことで
引き込むわけですよね。
中井さんもね アナウンサーとして→
スポーツの現場とか行かれること多いと思うんですけれども。
やっぱり それはアナウンサーとしては→
準備を どのぐらいしていくかというのは すごく大きいので…
どんなことがあっても
慌てない自分でいられる。
だから データとか その準備が
よりどころになるっていうことは→
あるかと思いますね。
野球の話もね→
ちょっと ご主人のお話も
伺いたいんですけれども→
古田さんといいますと
野村監督のID野球を→
引き継いでらっしゃるのかな
と思うんですけれども。
彼が今 誰か こう 下の人に教える時
子どもたちに教える時も…
すごく言ってます。
あとは もう出てみないと分かんない。
出たとこ勝負。 でも リサーチと
それから出たとこ勝負の勘ですかね。
アスリートとしての勘の両方がないと
勘が崩れた時に総崩れになっちゃうけど…
あとはチームメートを信頼する
ということらしいですよ。
なるほどねえ。
いいこと言うなって思いながら聞いてますけど 多分→
野村監督に言われたことが 多分
自分の中の基盤になってるのかなとも→
端から見ると思いますね。
森さんは 失敗 負けから反省して教訓とするようなこと…。
ええ もちろんありますよ。
僕が現役の時だったら→
例えば 日本選手権の決勝で負けるとか
何か そういうのはあるんですよね。
その時に…
で 勝った時に どれだけ喜ぶかみたいな。よく勝って… 僕 よく言うんですけど→
勝って兜の緒を締めない方がいいぞ