2020/11/24(火) 16:35〜16:50 【連続テレビ小説】純情きらり(103)「いつかまたピアノは響く」[解][字]
果たしていました>
(鈴村)腰を低く!
水を こぼさない! 1 2!→
1 2! 1 2! 1 2!→
1 2! 早く~! 1… やめ~!
あんたら 一体 何なんだ!?
演習に参加する時は国民服にゲートル 防空頭巾着用と→
毎回言っとるのに
直っとらんじゃないか!
あの… 国民服を買うのにも→
何だかんだお金が かかるじゃないですか。→
分かって下さいよ 社長。
私は 社長じゃない。
隣組の組長だ!
大体似たようなもんじゃないですか。
何だよ 変な格好しやがって!
ヘボ絵描き!何だと~?
八州治さん!
子ども相手にムキにならんの。
だって~…。
(薫子)演習 ご苦労さまです。→
あなた達
お国のための演習なんだから→
邪魔しちゃ駄目でしょう!
(子ども達)はい!
薫子。
こんにちは。
(薫子)つまらないものですが。
あ~ 岡村屋のドラ焼きじゃんか!つまらんどこじゃないよ!
加寿子 えがったなあ! うん。
(笛子)ありがとうございます。こんな 結構な物を。
どうぞ 召し上がって下さい。
じゃあ… 遠慮なく。はい。
(勇太郎)ほいじゃ
俺も頂こうっと。私も。
じゃあ 私も。
どうぞ。
おいしい! ウフフ!
う~ん!
あっ
今日は どういった御用向きで?
今度 うちの出版社で
絵本を出す事になったんです。
それで どなたかに
絵を描いて頂けないかと思って。
へえ~ 楽しそうな仕事だねえ。
そういう事なら是非 やってみたいわ!
ありがたく お受けします。
よろしくお願いします。冬吾さんは どうかしら?
たまには冬吾さんも お金になる絵
描いた方がいいですよ。
(笛子)勇太郎!
まあ 考えてみるべえ。
(薫子)それじゃ 原稿 2部
置いておくので→
後で 見ておいて下さい。
それじゃあ。
ありがとうございました。
よろしくお願いします。
しかし 驚いたな。
さっきの防空演習。
はっきり言って ここの人達だけ
異様に 目立っとったよ。
まあ 出るだけ ましだけど。
冬吾さんは演習には 出んのですか?
俺は 子守してる方がいいな。
これだからな 全く…。
じゃあ これ 持っていくわね。
うん。
えっ? あっ 八重さん 大丈夫!?
うん。 大丈夫 大丈夫!気にしないで。
<一方 この時期になると→
戦地から 負傷して帰国する兵隊が増えてきました。→
杏子の働く病院も→
そうした傷病兵が入院するように なっていました>
(杏子)隣組長の鈴村さんですよね。
ああ…あんたですか。 息子の担当は。
はい。 よろしくお願いします。
(鈴村)息子は この1週間口も きかんのです。
ほうですか…。
扱いにくい患者だとは思うがよろしくお願いします。
大丈夫ですよ。
包帯 取り替えますね。
♪♪~
(笛子)「ニッポンの兵隊さんは→
上海 無錫 南京を
あっという間に占領しました。→
僕らも 強い強い兵隊になって
ニッポンのために戦いたいです」。
薫子の持ってきた本
そんな話なんだね…。
俺は 徴兵検査で はねられて→
兵隊さならねえで済んでる身だはんで→
自分が 戦に行がねのに→
人に 戦に行けと勧める本は描げね。
桜ちゃん。 私も この お話
お断りしたいんだけど…。
何度か 描こうとは してみたのよ。
今どき 絵を描いてお金を もらえるなんて→
めったにない