♪♪~(テーマ曲)
♪♪~
(杏子)さっき 入院中の兵隊さんから 聞いたんだけど→
達彦さんのおった部隊が
激戦地に 送られたって。→
全滅したっていう噂も
あるって…。
(マサ)<達彦の戦地での消息も
知らぬまま→
桜子は 一人 岡崎の「山長」へと
帰っていきました。→
ところが 「山長」では
桜子のいない間に→
かねの妹 タネの一家が
入り込んでいました>
(桜子)はい。
(野木山)タネさんの事です。
私の見たところ 店の金を
ちょろまかしてるとしか…。
まさか…。
いえいえ!
♪♪~
(利雄)野木山さん。はい。
ちょっと出てきますんで
よろしく頼みますよ。
あっ 行ってらっしゃいませ。
はい!
行ってらっしゃい。
行ってらっしゃい。
♪♪~
あれ!?どうしたの?
開かんのです。 おかしいなあ?
え~と… 何で開かんだらあ?あっ 鍵の番号→
変えられちゃったんじゃ
ないのかん?
ほ… ほうですわ!
こりゃ 一大事だ。
♪♪~
女将さん。ちょっと よろしいでしょうか?
≪(かね)はいはい。 どうぞ。
今 タネと お茶を飲んどったのよ。あんたも飲む?
いえ。 女将さんと 二人きりで
話したい事が あるんです。
少し 外して頂けますか?
(タネ)お邪魔だったかしら?
そうですね。 そうですよね。
ほいじゃ 私は…。(かね)いいわね。 タネ。
あんたも
ここにおってちょうだい。→
あんたを前に 話せんような事が
あるとは 思えんわね。
そうですか。 ほいじゃ。
実は 帳簿についているお金の額と 金庫の額が→
合っていないらしいんです。
野木山さんが 気が付いて調べようとしたんですが→
金庫の鍵の番号が変わっとって
調べられませんでした。
あんた 鍵の番号を変えたのかん?
ええ。 泥棒が横行しとるって聞いたもんだで。
用心に越した事は ないでしょ。
女将さん。 調べて頂けますか?じゃ 私が調べますよ。
女将さんに
調べて頂きたいんです。
もしかして 桜子さん…。
私を疑っとらっしゃるの!?
(利雄)姉さん 失礼しますよ。
姉さんに 食べてもらおうと思って羊羹 手に入れました。 どうぞ!
(泣き声)
ん? どうしただん?
桜子さんが 「帳簿のお金と 金庫の
金額が合わない」って言うんです。
そいで それが 私のせいだって。
ああ! それですか!
その金ですか~!
すいません 女将さん。
その金でしたら
私が 桶の修理に使ったですわ。→
だいぶん 古くなっとったのも
あったもんですから→
私の一存で。 すいません!
帳簿につけとくの忘れとったんですわ。
まあ いいわね 利雄さん。
誰でも うっかりって事があるわ。
桜子さん。 あんたも→
野木山の言う事を いちいち大ごとにとらんで いいからね。
帳場の事は タネと利雄さんに
任せてあるから 心配せんで。
すいませんねえ 桜子さん。
ご心配かけて…。
いえ…。
♪♪~
ほいじゃ 行ってきます。
太郎の面倒よろしくお願いしますね。
はい。
太郎 いい子にしとるんだよ。(太郎)はい!
行ってらっしゃい。
行ってらっしゃい。
♪♪~
今日こそは 2の段をちゃんと覚えんとね。 はい。
ここに書いてある問題を