東京、北海道と比べても
倍以上の数となっています。
更なる感染拡大が懸念される大阪。
吉村知事は今日、緊急事態宣言が
再び発令された際に運用する予定だった
大阪コロナ重症センターを
視察しました。
≫重症患者を治療する病床
30床を備え
全てに
人工呼吸器が配備されています。
15日から運用を
部分的に始める方針です。
しかし、問題もあります。
それは、看護師不足です。
必要となる
およそ130人のうち
確保できたのは
80人程度です。
≫その看護師を激励する
吉村知事。
足りない看護師について…。
小松≫感染拡大の中気になるのは
ワクチン接種が
いつになるのかという点です。
世界にはすでに
接種が始まった国もありますが
安全性は
果たして大丈夫なんでしょうか。
≫低温作業用の手袋。
更に、フェースガードもして…。
ドライアイスの下から
出てきたのは
新型コロナウイルスの
ワクチンです。
アメリカの製薬大手ファイザーと
ドイツのビオンテックが共同開発したワクチン
80万回分が
イギリス各地の病院に
到着したのです。
≫イギリスでは火曜日からワクチンの接種が始まります。
一方、うちこそ世界初だ
というのはロシアです。
長谷川≫世界に先駆けて
スプートニクVワクチンの
大規模接種が始まりました。
注射が打たれていますね。
≫プーチン大統領の指示を受け
ロシアでは
5日から
医療関係者や教員らを対象とした
大規模接種が始まりました。
ロシアのワクチンは最終段階の臨床試験が
終わっておらず
安全性を疑う声もありますが…。
≫ひるがえって日本では
まだいつから接種が始まるのか
明確な時期は決まっていません。
何しろ、ワクチンは本来開発に10年以上かかることも
珍しくない医薬品です。
来年夏の東京オリンピックに向けて
IOCのバッハ会長は
アスリートに
可能な限り接種するよう
呼びかけていますが
先日、長距離種目の代表に
内定した選手からは
慎重な声が聞かれました。
小松≫海外にはすでにワクチンの接種が
始まっているところもありますが
日本の現在地がどこでさまざまな疑問について
今日は考えたいと思います。
まずは日本政府のスタンスです。
ワクチンについて
来年の前半までに
国民全員に提供できる量の確保を
目指すとしていて
先週成立した改正予防接種法では
ワクチンの接種費用を国が全額負担して
接種によって
健康被害が確認された場合も
国が医療費を
補償するとしています。
この法律によって
我々国民に求められるのがワクチンを接種するという
努力義務です。
1つ目の疑問。この努力義務とは
一体
どういう意味なのでしょうか。
接種するよう努めてください
なるべく接種してくださいという
あくまで、お願いベース。
仮に、接種しなかったとしても
罰則などはありません。
ただし、政府は
最終的には一人ひとりが
自分で判断して
決めることと。
できれば接種してほしいという
ニュアンスになっています。